初めての映画体験

あまりこういう表現を使いたくは無いのだが。。端的に言うと「ひどい映画」に当たってしまった(笑)。そして恐らく初めての経験だったが、レイトショーの観客約10人のうち、半数が途中で席を立つのを目撃してしまった。俺も何度「席を立ちたい衝動」にかられたか。。。基本、エンドロールが終わる最後まで席を立たない人である俺だったが、その禁を破りエンドロールが始まった段階で席を立ち、”この映画を観た客”と悟られないように外へと脱出したのだった。

先週の金曜の夜、ジムで一汗かいた後のレイトショー。別段楽しみにしていた映画ではなく、その日たまたまみたYahoo映画の高評価(星4.5)が目にとまり、衝動的に入場券をポチッた映画だった。この時俺が見落としたポイントは以下のとおり。

・レビューの人数(三人だった)

・主要キャスト(俺は知らなかったけど有名な歌手グループだった)

今年も20本以上の映画をみているが、時間を潰すために観る作品が大半だった。それでも今回のように「途中で席を立ちたい」と思った作品はなく、恐らく過去の人生でも経験していない(眠たくなったことは多々ある)。途中で退席しないことや作品をできるだけ好意的に捉えようとするのは「レミーのおいしいレストラン」に出てくる名言「たとえ評論家にこき落ろされ、三流品と呼ばれたとしても、料理自体のほうが 評論よりも意味があるのだ。」のように映画という作品を作る人たちに敬意を表しているつもりなのだ。

しかし、今回は、今回の作品には私の心も折れかけた(笑)。せめてもの心配りとして作品名を言うのは避けようと思う。

金曜の夜、日付が変わろうとする時間帯に映画館を出た俺は記憶を消去するために酒を買って家路を急いだのだった。