俺の勤める会社は合併吸収を繰り返し、今では東証一部上場を果たす巨大株式会社の傘下。
会社が大きくなるにつれ、内部は改悪が繰り返され続けている。
今年の4月から給料体系が変わり、年棒から年2回賞与ボーナス付きの給与体系に変わった。
その時、内部ではボーナスを含んだ給与体系に合わせる形で調整された。
年2回のボーナスは四ヶ月分、六ヶ月分のボーナスを含んでいる。つまり、十二ヶ月+10ヶ月=二十二ヶ月。
年棒制の場合ボーナスが無く、年12回。これを22回に割ってしまう調整がされた。
一気にそれをすると生活できない社員(俺)も出てくるので、一年目は夏のボーナスは無い設定で、冬のボーナスのみ十二ヶ月+六ヶ月=十八ヶ月で年棒を割り、月々の給料が支払われることになった。
問題はここから。
本来の「ボーナス」とは、会社の成績や実績の評価で会社が支払う賞与のことだ。
だが、我々は年棒をボーナス付きの給料月で割って(年棒)を支払われている。
当然矛盾が生じる。
つい先日、自己評価とボーナス査定という資料の説明を受けた。ん?
要約すると、会社に役に立っていることを自己評価し、さらに上司が評価を認めたらボーナスを支払いましょうという内容だ。
いや、ちょっと待て。それって通常のボーナス体系の会社の話だろ。少なくとも我々は年棒をボーナス付きの給料月給で割っている。年棒を割っているので、そもそもボーナスではない。ボーナスに見せかけた年棒だ。
なーにがボーナス査定だ!。偉そうにボーナスですよーって頭がおかしいのだろうか。ボーナスを月々に割るしか方法がないというのに。だ。
次年度はボーナス2回の為、さらに給料が減ることが判っている。少なくともそこまでは年棒を割ってるという事実を会社は判って、それでもボーナス査定を行うというのだ。
実にムカつく話だ。