スーツの役割

まだまだ忙しいい日々をお過ごしのことと思うので、サラッと読み流してくれw

アフターコロナの時代に突入して、様々な価値観の変化を実感する日々だ。

その一つがビジネススーツだ。

スーツに対する時代の変化は、コロナが初めてではない。私の記憶では、エコスタイル、カジュアルフライデーなど、暑いときや週に一度は好きな服装、軽装でもいいじゃないか、っていうムーブメントがあり、定着してきた。

そして、今回のコロナ禍。在宅ワークが一気に普及して、さらに価値観が変化・常識化した感がある。

かくいう私は、コロナ前までは、エコスタイルまでのノーネクタイがスタンダードだった。それはビジネス感覚のこだわりというより、それまでのサラリーマン生活の結果、毎日着る服として、質・量とも充実していたのが、ビジネススーツであり、Yシャツの類いだったから。

しかし、在宅ワークにスーツを着ることはなくなり、出勤しても休日出勤のような雰囲気、クライアントともオンラインの打ち合わせが定型となった今、ビジネススーツを着用する機会は激減した。

スーツ姿になるのは、クライアントとの対面会議(契約や成果検査などくらいで今年度はまだ2回くらい)、理事長が出席するなど社内の重要会議や定例の対面会議(月一回あるかないか)くらいか。。。

そんな状態となった私が、この夏、灼熱の真昼間に街中でスーツ姿のサラリーマンに思うことは「尊敬」である(笑)

私は戻れない。戻るとしたら、転職して営業職になるなど相当の強制力が必要だ。

ほんとに偉いと思う。この殺人級の暑さの中、スーツ、しかも上着を着用して外を移動するなんて。。。「スーツは男の戦闘服だ」、なんていう昔ながらのキャッチコピーを思い出す。

そんな特別な印象を持つようになったスーツ。

待てよ、これくらいの「特別感」があるのがスーツ本来の価値観ではないのか。。。

すっかりカジュアルサラリーマンとなった私でも、クライアントや社内の対面会議の際にはスーツが基本だ。普段出勤してる職場にスーツで行くことはほとんどなくなったが、そんな日常とはちょっと違うシチュエーションではスーツを基本としている。

スーツの役割が、「惰性の仕事着」から「特別な仕事着」になったのかも知れない。

そして、たまには着ない仕事着となった今、出番が来たときに着れるようウエストサイズを普段から絞る努力も求められるようになったということか。。。