深夜特急 ふたたび

「深夜特急」という小説をご存知だろうか

沢木耕太郎というノンフィクションライターが、インドのデリーからイギリスのロンドンまで乗合バスを乗り継いで行けるか・・という酔狂な問いを確かめるため、日本から旅立った若き日の著者が記した旅日記形式の小説だ。

この小説に影響を受けた読者が次々とバックパッカーよろしく旅立っていった。
テレビのバラエティ番組で猿岩石がアドリブ旅行をした元ネタになったことでも有名だ。

御多分に洩れず私もこの文庫本をわくわくしながら読んだくちだ。すでに社会人になっていたので旅立つことはなかったけど笑

この深夜特急がラジオで朗読されたことを知り、最近、その音声をオーディオブックのように聞いている。

身一つで海外、しかもアジアを旅する。決められた予定もなく、ツアーのように案内されることもない。手持ちの金も乏しい。スマホなんてない時代、土地によっては泊まるところにも苦労をする。そんな旅、私ができるだろうか。。。と、改めて思う。

若い頃なら・・・と、思わないでもないが、この作者のようにフリーランスのライターの仕事を投げ出して、半年の予定が結局、帰国するのに四年くらいかかるような旅、やっぱり無理だな・・笑

とはいえ、若い頃読んだ時と同じようにワクワクするのは相変わらずのようだ。

そして思った。「あ、このワクワク感はまだ残ってた」と。
もし「ありえねー」とか、「作者の時代とは違う」なんて思ってワクワクしなかったら、自分のことながら残念に思うところだった。

「この先どうなるんだろう・・・」というシチュエーションでワクワクする

日頃から心掛けたいものだ

と、思ったので書き記しておく

毎年の恒例 腰を痛めるの巻

腰を痛めてしまった。

毎年一回はこうなる。。。

きっかけは常にささいな動作。今回も同じ。朝、台所で床に落ちたものを拾おうとして腰を曲げたときに「ぴりっ」と軽く感じた。

そしたら案の定、じわじわと腰が固まる感覚となり、曲げるとピキッっと痛みが走る。

こうなるともうダメ。当日はもちろん、3~4日は不自由な生活となる。

今回、食事の買い物がまだだった。ゆっくり歩きながら200m先のスーパーに向かおうと思ったが、時おり走る痛みに断念。車で向かう。

なんとかたどり着いたスーパー。こういう時に限って、買いたいものが棚の下段にあったり、スマホを落としたりして「しゃがむ動作」が頻発。
悶絶しながらしゃがんだりするはめに。。。

なんでこうなるのか。。。いろいろ調べた結果、結局は股関節周りの筋肉が固まっているのが諸悪の根源のようだ。股関節周りの筋肉が固まると、腰を曲げる運動の際に柔軟性が損なわれ、結果、腰の骨や筋肉に負荷をかけ、腰の捻挫や腰回りの筋肉の挫傷、炎症を発生させるというパターンらしい。

そして股関節周りの筋肉が固まるのはなぜかといえば、その大きな原因として長時間椅子に座っている姿勢をとること、らしい。座った姿勢だと、股関節の筋肉が縮んだ状態となり、それが長時間維持されると柔軟性が損なわれるというわけだ。ゲームをやっている私としては耳が痛い話だ。

腰をやられると一気に生活品質が下がる。お互いに気をつけよう。

こりゃ、お呼びでない・・な

ソフトバンクの孫さんの講演動画をみた。

その中で、グループ企業内で「生成AIコンテスト」をやっていると話し出した孫さん。
優れた提案は特許に出願しており、なんとその件数は一年間で10,000件を超えるとのこと。。。

自動車メーカーのトヨタが、自動車関連技術で年間6000件の特許出願をしているらしいが、ソフトバンクは生成AIの分野だけで1万件というからビックリだ。
このニュース記事はこちら。。

コンテストにおける提案件数は累計で約10万件。募集サイトをのぞいたら、生成AIを活用して「既存業務の軽減」「新規事業の開拓」などの提案を募っていた。
なんで10万件もの提案が集まるほど活発なのかと言えば、優勝賞金1000万円という報酬を用意しているからとのこと。

この話を聞いて、端的に「・・・時代は変わった・・・」と、思わずには居られなかった。
私のような古い時代の人は「お呼びでないな」と。

生成AIを使った業務改善の提案って言われて、何をしたらいいかイメージができないもん。

プロンプトデザイン? 特許? どうなってんの?状態。

ちなみに孫さん自身も年間1000件の提案を行っているらしい。

何から手を付ければよいのかわからないが、ちょっとだけでも良いから「ソッチの世界」を除いて勉強してみるか。。。

マンションの外壁改修工事

部屋にこもってゲームに興じながら世界大戦の危機を憂いていると外の季節はすっかり秋めいてきた。

高くなったと感じる青い空を窓越しに眺めつつ、コーヒーでも飲みながらクラシック音楽に耳を傾け・・・なんて優雅な生活を一蹴するイベントが起こった。

そう、マンションの外壁改修工事だ。

窓の外は鉄骨の足場に囲まれ、さらにその周りを黒い網が覆う。
日中の作業音は鉄道の高架下を思わせるような轟音が室内に蔓延する。在宅勤務のミーティング時はゲーム用のヘッドセットを使ってなんとか凌げるレベルだ。

さらにマンション周囲には作業員という名のヤカラ達が溢れる。お昼時に近くのコンビニに行けば、彼らが駐車場にたむろし、その場にしゃがみ込んでコンビニ弁当やカップ麺を食べている。

彼らとマンションの出入り口ですれ違う。緊張が走る。

こちらのソフトな挨拶「お疲れ様で〜す」に、「うっす」と獣が軽く唸るような反応を返す彼ら。これから2ヶ月間、仲良くなれる気がしない(笑)

せっかく涼しくなった秋の夜。この短い至福の季節に窓を開けっぱなしにして寝るのが楽しみでもあったのだけど、組まれた足場を使って賊が侵入することを想像すると怖くて閉めるしかない。

2023年の秋。憂鬱な秋になりそうだ。