我が家のスタートレック化

スタートレック化とは大仰な話だが(笑)、トレッキー(スタートレック好きな人たちの総称)な私としては、近未来のリモート環境を実現したい訳です。
具体的には、カーク提督時代からピカード艦長、ラフォージ副官やらも・・・そうしてたように、

「コンピュータ (ピコッ) 何何して」「了解しました。」

という一連の作業。そう、スターウォーズの世界では、キーボードなどのデバイスが不要なのだ。
実はもう、そういう時代が到来している。Appleで言えばsiri、Amazon EchoのAlexa、GoogleのAllo(OK Google)などのバーチャルアシスタント。AIを搭載したコンピュータによるアシスト機能である。
声を使ってAIアシスタントを起動し、キーワードで実行する。自動言語処理は実用段階に達し、日本語でも十二分に耐えうる人工知能に進化した。車や携帯をはじめ、様々な分野に広がったAIアシスタント。もうスタートレックは未来の話ではなくなってるのだ。

トレッキーとしてはもうやるしか無い。という訳で、このコロナ禍で我が家の家電製品は次々と様変わりしていったのである。

今から遡ること二年ほど前(2020年)。
まぁ俺の仕事上もあってか、当初からApple「siri」は馴染み深く、家族も「Hey siri! 」と携帯に呼びかけていたので、家電コントロールも「AppleTV」を使う予定だった。が、期待していた機能は大外れ。なんにしろApple製品だけで完結するならまだしも、他家電メーカとの連携はほぼ皆無。これじゃーだめだ。ということで、Amazon Echo Dotを導入。「アレクサ!」と呼んで、AIを起動する。

いや、まずは呼びかけ方が気に入らないのだ。トレッキーな俺は「アレクサ」とは呼びたくない「コンピュータ!」だWWWW
この問題はバージョンアップで近年解決した。トレッキーの気持ちを読んだのか、それともAmazonユーザーにトレッキーが多いのか知らないが、「アレクサ」を「コンピュータ」に切り替える機能が付いたのだ。

とりあえず、アレクサ対応のコンセントを2個接続し、呼びかけてみる。

「コンピュータ、コンセント1つけて」「・・・はい」
「コンピュータ、コンセント2つけて」「・・・はい」

おぉぉぉぉぉ!音声を認識し、コンセントがついたり消えたりする!なんてこった!こんな便利な時代が到来してるなんて!

気をよくした俺は、色々調べはじめた。まぁなんにしろAlexa対応の商品を買えば、簡単に接続認識できることは判った。
でも、我が家は殆どの家電がwirelessではなく、赤外線リモコン。残念ながら近年買った4K対応テレビ(ハイセンス)もネットワーク対応のくせに、操作は赤外線リモコンなのだ。

そんな問題を解決してくれるデバイスコントローラが、、、ある。あったよ。これもね、色々調べないと判らないことだけど、TV(ハイセンス)って中国製品で、どこにも連動しないというか、独自の路線を貫いてやがるのよ。俺が買った当初は東芝レグザの版権を手に入れたばかりで、互換性が皆無。(現在発売されている製品は、ネットワークコントロールに対応しているらしい)
そんな中、ハイセンスにも対応しているデバイスコントローラが安かったので半信半疑で買ってみた。

Merossという製品。

とりあえず、デバイスコントローラとしての機能を試す。
基本、登録されている商品を探せば、勝手にデバイス用のコントロール画面が出てくる。ハイセンスも出てきた。
携帯から家のWi-Fiを経由し、Merossが赤外線リモコンを発射する仕組みだ。

Merossハイセンスコントロール画面。青丸がAlexaに直対応している。


実に軽快に動作する。が、アプリがしょぼい!色々タイマー機能やらグループ機能やら搭載してるみたいだが、一切機能しない!さすが中国製品WWW
とわいえ、通常のオンオフ機能ならなんの問題もない。我が家にある家電を次々と登録していく。

赤外線リモコンを片っ端から登録してしまうの図。アレクサに対応していないキーは、たとえばTBS=6chとボタンとして記憶させる。

ある程度登録を終え、いよいよAlexaもとい、コンピュータに情報を転送する。
このあたり、機能を覚えるのが大変だった。

登録したMeross情報をAlexaとリンクし、共有するの図

まぁ要するに、アプリケーションを携帯にまず登録した段階で、携帯もそのアプリを開いてる段階で「アレクサ」機器となってるということを理解するのに時間がかかった。リビングに設置したアレクサはコンピュータと呼びかけるが、一義的な本体名称として「リビング」と名づけ、リビングで操作する赤外線機器はどのように設定するのかという、ハードウェア>場所>機器>命令の工程を踏まなくてはならない。まぁこのあたり地味な作業が続く。

作業を終了し、呼びかける。緊張の一瞬だ。

「コンピュータ TVをつけて」「・・・はい」

おーーーーー!

すばらしい!

「コンピュータ チャンネル変えて」「・・・すみません。よくわかりませんでした。」
「コンピュータ 4チャンネルに変えて」「・・・すみません。よくわかりませんでした。」

うーん、赤外線リモコンなだけに、各チャンネル分のコントロールネームが必要なんだね。
またしばらく打ち込み作業。

「コンピュータ チャンネル変えて」「・・・すみません。よくわかりませんでした。」
「コンピュータ 4チャンネルに変えて」「・・・すみません。よくわかりませんでした。」

うーん、4チャンネルという名称が悪いのか・・・色々試行錯誤をした結果、「TBS」とし、チャンネル登録をした。

「コンピュータ TBSつけて」「・・・はい」

おーーーーチャンネルがTBSに切り替わった。
「コンピュータ TVをつけて」「・・・はい」
「コンピュータ TBSつけて」「・・・はい」
このように、一つ一つの工程を教えてあげれば良いのか・・・こりゃめんどいぞ。

といった風にコンピュータに教えていると、ふと、リビングコントロールに終始していることに気がついた。
廊下、風呂給湯器追い焚き、特に子供部屋の呼び出しは毎度イライラさせられていた。大声で怒鳴っても聞こえないことがしばしば。「ご飯よー」「ごはーん」「ご飯っていってるだろ!返事しろ!」「クソガキ!返事しろーーー!」「・・・(はーい)」。

そして、子供部屋用にAmazon Echo Dotを追加導入した。これで、子供部屋と会話ができるようになった。


結果的に

リビング
照明 5種別 調光変更可能
テレビ
コンセント2種
冷暖房
加湿器
空気清浄機
遊びLAMP系2種
ーーー大型
風呂(Wi-Fi工事済み)
玄関
子供部屋

などがコントロール可能になった。Uberも決済登録したので「コンピュータ ご飯食べたい」と言えば、候補のお店を紹介してくれ、注文まで自動で行える。当然マンションなので、オートロックも自動化。恐らく数年後には、全て寝たままでも音声のみで完結できるシステムが整うだろう。

「コンピュータ、夜間モードに変更」と言うと

「はい、ブラインドを閉めました。調光30%で2灯点灯しました。テレビ音量20%に下げました。」「お風呂、追い焚き設定確認しました。」「明日は5時30分で気象情報を案内します。テレビをつけTBSをつけます。音量20%で設定します。」

とまぁ、ここまでやってる家はなかなか無いだろうなぁ〜(笑)
我が家はスタートレック化まっしぐらだ。

恐怖のフレックスタイム

引っ越しも終え、我が社は「フレックスタイム」が導入された。
10時から15時は「コアタイム」を加え、7時から20時までの間で自由に出勤して良いという制度だ。
単純に朝7時に、出社すれば15時で8時間勤務となる計算。15時に帰れるなんて夢のようだ(笑)。当然ながらフレックスな時間割にチャレンジすることにした。

会社まで徒歩込みで約1.5時間。つまり、7時に会社に到着するには5時半に家を出る・・・え?5時半?それは無理(速攻)。
6時に出て7時30分〜8時、まぁなんとかなるかもしれない。8時だと16時には帰れるし。まぁよし。
んで、実際に実践してみて10日ほど経った。体も馴染んだが、子供たちとの早朝トイレ争いもあり結局朝は7時に家を出て会社に8時30分頃到着する雰囲気で落ち着いた。16時30分で退社すれば8時間勤務。16時30分でも夢のような時間だ。頑張るぞ。

が、あれ?全然変わらないぞ!夢のフレックスタイムだったが、なんのこたぁない仕事が終わらん!いくら早く出社しても、いつも会社を出るのは20時を回っとる。昔と変わらんやんけ。というか、無駄に朝早く出社してるだけに実労働時間が「素晴らしく残業する人」になってしまっているWWW。

そんな今日、会社より突然不穏なお知らせを賜った。明日19日、親会社の「お偉いさん」による新社屋の視察を兼ねた巡回セレモニーがあるというのだ。歩くコースまで入念に打ち合わせし、俺の席も見られることになった。問題は服装だ。白いワイシャツにネクタイ、背広に会社ピンをつけ、直立不動で待機し、後ろ姿が見えなくなるまで挨拶。セレモニー後、写真撮影もあるという・・・。いや無理っしょ。アタシ、出世願望そんなにないっす。ほんと苦手。背広?ネクタイ?は?っと言ってる俺は立派な会社員なので、本来「アタリマエ」の正装なのだろうが、そんな堅苦しいのが嫌俺の足元は「くまもん」のスリッパなのです。

んで、逃げることにした。GW出社分の代休を消化する。19日、20日はおやすみです。4連休いいでしょ!

幸い天気も良いらしいし、日曜大工に精を出そうと思う。
とかデュアルに報告しているのは、実は気が緩むと「ただひたすらボーッと過ごしてしまう」ことを恐れているためだ。自分に言い聞かせ、意味のある休日にしたいと思っているわけだ。連休明け乞うご期待!。(期待しないで)

シン・ウルトラマンとドクター・ストレンジ行ってきた。

やぁやぁ(笑)

少し余裕が出来たので、家族サービスも兼ねて映画に行ってきた。今年のGWは映画くらいしかいけなかったというほうが正解か(笑)

まずは、ドクター・ストレンジ。感想;傑作!

よく知ってるとは思うけど、ドクター・ストレンジを語るには、スパイダーマンを語る必要がある。このスパイダーマン。著作権で大揉めに揉めている。というのも、マーベル社のDCヒーローが母体なのだが、DCヒーローはソニーでユニバーサルスタジオジャパンが関係してる。一方マーベルはなんとディズニー傘下に入ってしまった。つまり、ユニバーサルスタジオでもスパイダーマンを持っていて、ディズニーランドでは今後スパイダーマンを使ったアトラクションができるというわけだ。役者もかわいそうで、最も有名なトビーマグワイヤ氏は、スパイダーマン1、2、3と立て続けに演じた役者。興行的にも良い成績を収めていたにもかかわらず、こんどはソニー・ピクチャーズがDCヒーロー扱いで「アメイジング・スパイダーマン」を展開。マーベルはアベンジャーズの流れでスパイダーマンをトム・ホランド氏で再び展開。・・・書いていてもメーカーの思惑に翻弄され続けたスパイダーマン。その流れに終止符を打つべく、昨年公開されたのが、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」。
な、な、なんと!アベンジャーズのお仲間トム・ホランド氏がやらかしてしまい、スパイダーマンの正体がバレてしまった!んで、ドクター・ストレンジに魔法でなんとかしてほしいとお願いし、お願い事が纏まっていなかったので、マルチバースに穴が開き、別の次元で活躍するスパイダーマンやらヴィランが一つの世界に呼び寄せられてしまった・・・。一体何事じゃ。
いや実にずるいというか、うまいことまとめたなぁと感心させられる。このマルチバースという聴きなれない架空の話は、ドクター・ストレンジでは最初から触れられている話で、まぁ要するに「たられば」の世界(もし、スパイダーマンが黒人だったら、もし、スパイダーマンの彼女が生きていたら、もし、敵さんが・・・)が実現する「マルチバース」の扉が開いてしまったら。

かくして往年のスパイダーマンシリーズの役者さんが一つの時代に集結することになったというわけですよ。歴代007が一つの時代に集まってるようなもんです!。はい!なんでもありです(笑)今まで、メーカや規制の壁を飛び越えられなかった役者さんも出演可能!時代背景もめっちゃくちゃ。アベンジャーズで華々しく死んでしまったアイアンマンでさえ、いくらロバート・ダウニー・Jrが(もう演じない)と言っても、ほら、マルチバース開いてるから他の役者さんがトニースタークを演じたって、黒人がアイアンマンだって良いわけさ。なんでもありなのよ^^。いやぁこんな禁断な話って実現するんだねーーー。

んで、今回見たドクター・ストレンジ。案の定マルチバースから別の次元のドクター・ストレンジが現れ、これまた極悪人だったりするわけで、超能力と魔術とマルチバースが入り乱れ、脳内がパニックになる。そんな映画でした(笑)。


んで、シン・ウルトラマン!庵野監督好きな私としてはどうしてもネタバレされない「初日」に家族連れて観に行った。

感想:最高!

庵野監督ワールド炸裂!ウルトラマン愛がひしひしと伝わる作品でした。
ぜーひ、観に行ってちょんまげ(笑)

ようやく一段落ついた!

子供たちの新入学に加え、会社引っ越しも佳境。5月の連休も返上し、ようやく!一段落!
連勤、徹夜続きで、風呂も目黒のユースホテルを利用するなど、人生の中で記憶に残るほど過酷を極めたここ1ヶ月ちょいだった。

機密保持の関係上、あまり特定できる内容は書けないけど、まぁ何にしろ大変だったよ(笑)

あたしの目玉は、ネットワーク環境だ。今回siscoのmerakiを導入し、クラウド管理型のネットワークを実現した。各部門をL2.L3階層でまとめたことで、ハイブリッドなネットワークシステムが実現できたことは非常に大きな功績だと思う。外部接続光回線も2社契約し、負荷や断線などのトラブルにも自動的に対応できるようにした。VPN接続も目玉だ。meraki AnyConnect VPNを採用し、払い出すサブネットさえ決めてしまえば、クラウド上のシステムからVPNを必要な数だけ払い出すことができるようになった。

早速営業要請で8本発行したが、およそ10分程度で作業を終える事ができた。旧システムだと光回線に加えグローバルIPを必要本数取得し、VPNと紐づける作業だけで申請やらなんやら五人工は掛かる工程だっただけに、個人的には非常に嬉しい!

問題もまだ山積みだ。が、まぁ新しい環境がスタートし、久しぶりに我が家で風呂に入り爆睡した。

子供たちは元気に進学した。デュアル氏入学祝いありがとう!

追伸:由利監督が、鹿児島から、いよいよ沖縄に転属するんだって。博多、鹿児島と平定してまわった北斗の拳でいうところのサウザーのようなお方だ。

サブスクリプションの魔の手

デュアルのElden Ring動作のインテルCPU話の様なタイムリーな話題というつもりは無いのだが、偶々WindowsOS上のアプリケーション動作環境問題が発生したので、あーお年寄りには悲痛な話だなと思い書いてみる。

先日お義父さんから、突然ラインにメールが届いた。

富士通やらソニーやらの企業提供のWindowsPCには、そりゃもうあらゆるジャンルに対応できるほどのアプリケーションやらテンプレートがあらかじめ搭載されていて、ソレが一つの売り文句となってるよね。まぁ〜パソコン初心者にはいきなりお絵描きできたり、年賀状作れたり、表計算できたりと、ありがたい話なのだろうけど、中級、上級者にはある意味、迷惑な話だ。それはWindowsならではの「Service Program」と「DLL」にある。

Service programはWindowsOS内で走る機能拡張のようなprogramでアプリケーションという実態は無いが、常にbackgroundで起動している。JAVAやMailやらSQLやら、案外とネットワークに色々と自動的にアクセスしメールとってきたり、デスクトップの処理なんかをやってくれる便利な機能だ。DLLもまたOSに組み込まれる機能拡張で、こちらはCPUに対し効率よくアクセスできるブースターの様なもので、AとBのアプリケーションの架け橋になって異なるフォーマットを変換したり、演算能力を最大限に発揮できたりと、プログラマーにとってとても都合の良い代物だ。DLLにアクセスする「おまじない」を覚えるだけで、例えばCPUさんを独占できたり、プリント機能を追加できたり、ゲームソフトなんかでは、Webに関わる一切合切を代用できてしまうような呪文まで存在する。

ある意味、分散処理を他人任せにできてしまうので、処理効率が上がるし、それぞれが役割を持ったプログラマーがあーでもないこーでもないと日々効率の良いアクセス方法を研究してくれている。が、その反面「俺にこのアクセス権寄こせ」とぶんどりまくるDLLがあれば、そのDLLに寄生し横取ったDLLから甘い汁を少しだけ抜き取るようなDLLもありWindowsOSはでトムとジェリーに出てくるチーズの様に「穴だらけ」。それにぶら下がるカード類まで穴だらけという印象だ。しかも時限式のService programまで常駐し、定期的に新しいDLLと組み替えたりするもんだからどんどんアクセサリーが肥大化しCPUへのアクセスが遅くなるわ熱暴走するわで半年、一年に一度は全てのアクセサリーをリセットする「禊」作業が形状化されるほどカオスな状態になっている。これが中、上級者を悩ます原因だ。俺も何十回、何百回と出向先のパソコンで泣かされた┓( ̄∇ ̄;)┏。

なんせ自分のコントロールできないところで勝手に知らないアプリの更新作業が行われるわけだ。こりゃ気持ち悪いっしょ。しかもWindowsOSは、そういった「余計なアプリケーション」スポンサーの要求に応え、Windows10ではなんと「勝手にインストールを開始する機能」をコントロールパネルに常駐しやがりやがった。起動するたびに時計がぐるぐる回り始め、カタカタカタカタとHDDが一生懸命に起動とイントールをくる返す。普通に半月程度利用してるだけなのにDLLはパンパンに肥大し、起動プロセスが終了するのに数分かかるなんて序の口。禊作業もここまで頻繁になると、仕事に支障を来たす。なので、初期段階で要らないアプリは手動で消してしまうのだが、その作業だけで半日以上を費やす必要がある。これだからWindowsは苦手、特に大手メーカのサービスOSは厄介なのだ。

https://kakakumag.com/pc-smartphone/?id=13097

さて、お義父さんのパソコンは、知り合いから「Windows良いよー。わしも一緒に買うから」と言われるがまま購入した代物で、まさに冠付き大手メーカのノートブック。ビッシリとサービスプログラムがインストールされ、至れり尽くせりの状態から購入約1ヶ月を経過した。最初相談を受けた時、System起動するまで10分以上かかるという相談で、最新マシンでそんなに時間がかかるものなの?と中身を見たら、、、もうそりゃ悲惨な状態だった。普段使うことのない無駄なアプリをバンバン消すわけだが、最も酷いのはウイルスチェッカーの類。アプリケーション、プラグイン、常設サービスプログラム・・・なんと別のメーカのウイルスチェックソフトが3種類常設し、その全てが自分達相手に「お前がウイルスだ」と干渉してしまうのが起動が遅くなる原因だった。全部捨てると起動時間は10秒かからなくなり「えーラムちゃん凄いね!マジックだねー」と大喜びされた。「企業のパソコンって余計なアプリケーションがね・・・」と説明できない(理解されない)ので、「そーですか!んじゃもうちょっと頑張っちゃおうかなー」とバンバン要らないアプリケーションを削除し、漸く「普通の」手作りPC並の使いやすさというか、会社で使える程度のPCになった。めっちゃ大変だった。

それから一年近く見てなかったが、今度は新たな問題が発生。俺も気が付かなかった。それがサブスクリプション問題。これ恐ろしいよね。例えるなら携帯キャリアメーカが、「これも便利でおすすめなので」と言われるがままにサブスクOKしまくって音楽やら映像やら聴き放題見放題でウハウハしてると数ヶ月経った時、恐ろしい請求が始まるというアレだね。パソコンの場合、そんなアプリが実はサブスクリプションで年間契約料金を必要としていて、それは不特定多数のメーカで、タイミングもまとまって請求されるわけではないし、一つ一つが安いもんだから気が付かず数千円づつ採取されてしまうんだろうね。もちろんアラートダイアログかなんかで警告もするし、勝手にサブスクリプションに切り替わるアプリケーションは企業OSには含まれていないのだろうけど、それにしてもメーカも素人相手にあこぎなことをするもんだね。

まぁお義父さんの場合、「サブスクリプションってなんだ?」を独自に調べる賢いお義父さんだった。「サブスクリプションに移行します」というメッセージの意味を調べ、年間契約の意味を正しく理解できていたからこそ要らないアプリは利用せず、難を逃れていたわけだ。素晴らしい。

でもそれがワードやエクセルのような、「パソコン三種の神器」だったりするとお手上げだったという話だ。使い慣れたアプリケーションは手放せない。これが意外と根が深い。根が深いというのは、そういった有名ソフトは常に最新のOSに追従し、デファクトスタンダードとして各種ハードウェアのスピードテストの標本とされていたりするので、最新のマシンで最速のパフォーマンスを発揮するよう開発されている。型遅れのハードウェアはアウトオブ眼中。まぁ2年サイクルあたりで新しいノートPCに乗り換えないとアレが足りないコレが足りないとOSがピーピー泣き言を言い始める。それがノートPCとなると、自作PCのような弱い部位を拡張してゆくこともできずに買い替え必須となるわけだ。

普段からノートPCを使ってる人にはサブスクリプションは便利で、時々しかPCを使わない人には非常に不便。厄介な課金システムなのだなと改めて実感した次第。携帯やPDAでパソコンの代用できることも増えているし、全体的にはノートPCを必要とする人の比率って一体どれくらいなんだろうね。

ここで、ようやく最初に紹介した画像へつながる。説明が長くてすまん。どーもこの手の話は熱くなってしまい、俺の怒りも治らず、まとまりが悪い。

話は飛ぶが、ゲームの課金も似たようなものだね。FFなんかデュアルもそっち系なのかな(笑)