健康の要

この週末、お袋さんの退院に合わせて福岡に帰りました

病院でお袋さんを迎え、週末を一緒に過ごし、どの程度の日常生活が可能で、どこに無理があるのか見極めようとした

怪我して、骨に転移が見つかった当初に比べれば杖だけで自立歩行ができるのは凄いことだが、やはり、健康体とは程遠い挙動だった。

転倒への恐怖もあるだろうが、その緩慢さは以前より数段ましているようだ

無理をされるよりは数段マシだが、やはり、健康の要は「骨と筋肉」だと思った

RAMも健康食が気になるお年頃ということだが、「骨と筋肉」を維持する意識も、我々還暦予備軍には必要だ。

となると、食事はタンパク質への意識が必要なのだが、あまり言いすぎるとジュニア達にステーキを食べる理由を与えるので注意が必要だ

キャンサーライフ

お袋さんの詳しい検査結果がでた。

背骨に多発した腫瘍は悪性腫瘍(ガン)
しかし、これは転移したものだが、元のガン(原発巣)は不明
全身の検査、血液検査の結果、悪い結果はなし
圧迫骨折した脊柱はほぼ改善

ということで、医者からは退院の許可がでた。
もともと、この担当医から「年齢、骨折、そして骨転移の腫瘍ということを考えると、怪我をする前の生活に戻るのは難しい」と脅されていたのに、あっさり「退院」の言葉が出たときには聞き返してしまった。

で、ガンの方も、あらゆる検査をしても原発部位がわからない、本人も元気、背中の腫瘍も直ちに危険という状況ではない、ということで当初に危惧した緊急性は薄れたらしい。
今後は、専門のがんセンターで診察してもらって、治療方針を決めることになった。

最初に病院でみたお袋さんは、怪我から4日後だったか、一人ではベットからも起き上がれず、車いすを押して移動するしかできなかったが、約一ヵ月後の昨日は杖なしでも歩けるくらいに回復していた。
検査結果でガンと説明されたことに対する過剰な反応は、お袋さんにはなかった。私も最初の一報から想定したケースに比べると、かなりベターな方だったのでショックはなかった。むしろ、杖なしで歩き回る回復状況にビックリした。
そういう状況だったので、いくら安全性を考えても、これ以上入院を継続するのは精神衛生上よろしくないと思われた。

今後、退院の段取りとして、私と姉がサポートできる日に退院し、紹介状を出してもらったガンセンターを受診、その他、地域福祉のケアセンターとの相談などを病院の相談スタッフと一緒に考えることになった。

今回のお袋さんの件でガンに対する自分の考えを練り上げることができたと思う。
お袋さんをはじめ、多くの高齢者は「ピンピンコロリ」、元気に生活しているうちに突然死んでしまう死に方を希望していると思う。
そういう人にとって、ガンは死の恐怖と苦しみを人生に落とし込む最悪な存在であり、そんなの知りたくないという思いだろう。

お袋さんは、「ピンピンコロリ」の目論見は外れたが、ガンになっても「ピンピン」であることを目指すのは変わらない。「コロリ」が「ユルリ」程度になるよう適度な治療をすることになるだろう。
そんな「治療」というメニューが加わった生活をこれから送る。
でも、そんな生活の中、別の原因で「コロリ」となることもある。
結局、ガンになろうが関係ない。健康であろうとすることに変わりはないのだ。

お袋さんが「70歳以降は(自分の考えで)健康診断を受てこなかった」と聞いたときは後悔した。お袋さんは「ピンピンコロリ」を誤解していたのだ。それを是正するアドバイスができていなかった自分に後悔した。

ある日突然という意味の「コロリ」は、健康診断の結果から目をそらし続けて”その時を待つ”ではダメなんだ。

過度に健康にコストをかける必要はないが、やるべきことをやることで病気になっても早い回復が見込める。「ピンピン」の期間を維持できるんだ。

ということで、お袋さんの「手術とか身体に負担のかかる措置は望まない」という意思は尊重するが、自分の身体に何が起きているかを知る検査と、「ピンピン」でいられるための治療は積極的に受け入れてほしいと思った。

「ドキッ」から始まった今回の案件、今のところこんな感じに落ち着いた。

息をするようにウソ吐いたお話

私にとってのBUMPツアー最終日、仙台公演の会場に向かうシャトルバスのシーンが我ながら滑稽だったので書き記しておく.

バスの中は補助席も全て使うほどの満席状態.
隣あった40代と思われる女性が話しかけてきた.

女性「バスの中は結構あついですね.私、昼間はあっちこっち走り回っちゃって」
私 「そうですね.地元(仙台)からですか?」
女性「いえ、私、鹿児島から来ました」
私 「鹿児島。すごいですね」

女性「どちらからですか?」
私 「大阪からです.(チケットに)当選したら行くしかないですよね」
女性「私、先週の長野も行って、今度の北海道にも行くかどうしようかと迷っているんです」

私 「すごいですね」 ← この合わせから「薄い嘘」が重なっていく)

福岡、長野、仙台に大阪から来ている私からするとホントは「ふ~ん、そうですか」が正しい

女性「家族や友達から呆れられています.だから未だに独り身なんだって.」
私 「そうですか」
女性「あ、良い人がいたらお願いします」
私 「・・・・か、鹿児島にはいらっしゃらないんですか(いい人?)
女性 「いませんね〜なかなか」
私 「・・・・」

女性「(あなたは)お一人で来られたんですか?ご家族から何か言われませんか?」
ウソツキ「いえ、特には」
女性「いいですね~」

悪い、ここで情景描写は中断する。面白いかなって思って書き始めたけど、思ったほど面白くない。長くなるし(笑)

いいたかったのは、薄いウソを重ねていくと、自分でもびっくりするくらいの別人格で30分ほどの会話を継続できた、という話なのだ。これを面白いと思ったのは、普段、他人と接する機会が少ないからかも知れない^^

とはいえ、コアなBUMPファンの人柄に触れられたのは貴重な経験かもしれない。

シン仮面ら・・・スラムダンクめちゃ面白かった!

週末、「シン仮面ライダー」を子供たちと観に行った。途中寝てしまったが(笑)、まさかDUALも同じタイミングで見てるとは!笑。コメント残そうかと思ったが、まぁ概ねデュアルと評価は同じ。
オープニングは良かった!。仮面ライダーはパンチ力何tもある!そんな設定だから、殴りゃ頭は潰れてスプラッターだわなぁ〜さすが庵野監督らしい始まりにはゾワゾワした。
バイク愛も相当なもんで、偽ライダーとのバイクバトルの視点はハリウッド映画もビックリな統率力もあり、おぉぉぉと思った。
が、なんだあの主人公・・・名前も知らないが、泣いてばっかり!え?リアルシンジくん?何?あとヘルメット脱ぐたびにデコッパチなのWWW。なんで泣いてんの?え?改造されたんだよね。ヘルメット被ったら恐怖も吹っ飛びどうのこうの言ってたじゃん。なんでメソメソすんの?身長も低すぎ。どの怪人より小ちゃなバッタってさ、あとヘルメット。脱ぐのか、タイフーンに当たるとどこからか現れるのか、曖昧すぎだろ。変身がもうライダーマンな感じだし。よほど2号ライダーの方が魅力的だったのだが・・・2号もかなりクセあるよね。なんなのアレ?主役なん?マフラー繋がりってなんなん?
とひとしきり罵倒してみたりするが、セーフハウスで突然現れた政府との繋がり連中も含め、「あー庵野監督が好きな俳優陣総揃いだなぁWWW」なーんて思ったりもした。ウルトラマンは連絡は手を挙げるだけで良いと言ってたし。
でも、まぁ、庵野監督的にはプロモーションで先行公開されていた子門真人さんの仮面ライダーテーマソングに集約されていた。あれが全て。ギュッと詰まった初代ライダーがやりたかったというのはあれで良いのだと思う。伝わったよ^^。

で、ここから本題だ。スレを改めて立てたのには訳がある。
仮面ライダーの映画館CMで恐るべき事実が判明!バーン!今週小中高校生もスラムダンクが500円で見れる!へ?何それ!まじか!!

というわけで、わたくし、遅ればせながら昨日「スラムダンク」を観たよ。ようやく!子供たちと。

感想も何も、お恥ずかしながら5回も泣いてしまった。
そもそも、漫画でも山王戦の最後らへんは息が止まりながら読むのだが、あの映画の仕上がり具合といったら・・・もうね。鳥肌ものだ。感動した。

デュアルが何度も見たんだよという話を子供達に聞かせ、、そうなのよ。そもそも子供たちはスラムダンク世代ではなく、予備知識が何も無い。漫画も読んでいない。
でも映画を観終わった時、一真の第一声は「・・・これ漫画全巻揃えようかな・・・」悠時の第一声は、「リストバンドかっこいいな・・・」
だった。二人とも恐ろしく感激した様子で、なぜか仮面ライダーと比較し、仮面ライダーより何倍も良かったとか・・・おいおい、比較対象が違うだろというツッコミもなんだけどWWWWなんかいいでしょ。評価されるって良いもんだ。

気をよくした俺は、映画終わりにスポーツショップ行って、リストバンド(赤はさすがに恥ずいだろうから考慮して青)を悠時にプレゼントした。悠時はバスケ部員だからね。
するとさ、よほど嬉しかったんだろうね。夕食時にもリストバンド付けていた。可愛いやつめWWW

何年経っても色褪せないスラムダンク。掘り下げるとほんと面白いね。
必殺技といえばリバウンド王桜木とか、安西先生のタポタポとか、桜木中心だとお笑いに走りがちな話が、ちょっと視点を変えるだけでこんなにも深い話になるなんて。熱い友情って良いなぁーーーー。

だが、一点のみ、本当に悔しい出来事があったのです。
小中高500円という破格サービスにこの後に及んで映画館は満杯。とりわけ何度も見てるであろうババァが映画の最中解説混じりの独り言をいいやがる。
あのラストの無音シーン!もっとも緊迫する大事なオチ。無音なだけに後ろのババアの声が映画館に響くわけさ。

「あ、入るよこれ、ほら、入った(ボソ)」

なんということでしょう!
緊迫をぶち壊しにする実況もかましてきやがって!

流石に俺も振り返ってババァを睨みつけたら、周囲全員ババァを睨みつけていた。
ババァもシュンとなっていたけどさ、あれは無いよなぁ〜まじで。

意外にも子供たちはババアの声すら聞こえない緊張感を楽しんだようだ。なまじ何も知らずに見た方が良い。特にスラムダンクは。

仮面ライダー

シン・仮面ライダーをみた

結論からいうと、シン・ゴジラやシン・ウルトラマンほどには楽しめなかったけど、庵野さんもゴジラやウルトラマンとは創る狙いが違ったのだろう。

個人的には、怪人モノを大人の鑑賞に耐えうる作品のは難しいだろうなとは思った。むしろ、大胆な解釈でハリウッド映画のバットマンとかみたいに作り直すかとおもいきや、TVシリーズの路線を継承していた感じ。原作リスペクトというか、TVシリーズの仮面ライダーという作品に庵野さんなりの思いがあるのだろうね

そう考えると、登場人物の物語設定と、適度な割り切りで上手くまとめたなぁーと思う

月末31日にNHKBSでシン・仮面ライダーの製作現場に密着した番組があるらしい。そいつをみて再評価するかも知れない。