周知の事実とは言え、ちょっと前の投稿内容がかぶるとはいえ、やはりセレッソ初タイトルゲットの記事は書き込ませていただこう(笑)
試合早々に相手のミスから先制点をもらった。セレッソとしては戦術プランがハッキリした形で試合に入ることになり随分楽だったと思う。チームの方針は守ってカウンター狙い、これで統一。いつ仕掛けるか、点を取りに行くか、といったことを念頭にする必要がなくなった。
逆に川崎はカウンターが仕掛け難い展開になり、さらにブロックで守るセレッソに対して何とか得点して早めに同点に追いつきたいという難しいプランを強いられた。それでも川崎はワンタッチパスやワン・ツーで抜け出してセレッソの守備を崩しにかかる。ポゼッションも七割に迫る勢い。まるでセレッソの守備練習のような試合展開(笑)セレッソの守備陣はホントに良い距離を保ち、お互いに声を掛け合い、カバーリングを行い、誰もサボらず、粘り強く守ったと思うよ。初タイトルに向けて選手もサポーターも気持ちの入った試合だった。
結局、最初と最後の1分だけセレッソが決定的なチャンスを決めて勝利したけど、川崎の攻撃の圧力は流石だったね。川崎は黙っていてもそのうちタイトルを取るチームだと思ったよ。
このルヴァンカップは、普段のリーグ戦には出場できない控え選手中心のメンバーで勝ち上がってきた。先制点を決めた杉本は日本代表にも呼ばれるけど、ルヴァンカップの試合に出たのは決勝戦が初めてだった。ここまで勝ち上がってくれたメンバーには決勝戦のベンチにも入れなかった選手もいる。試合前、そういう仲間のためにも絶対に勝ちたいと杉本は言っていた。試合後も「彼らのためにもホントに勝てて良かった」とほっとしていた。この気持ちは決勝戦のメンバー全員に共通した偽らざる気持ちだった。
選手も監督自身も言っていたが、この決勝戦のメンバーを決めるのは難しかったようだ。力量のあるレギュラー組か、それともここまで勝ち抜いて自信を深めているカップ戦メンバーを中心に組むか。結局、レギュラー組で臨んだ決勝戦だったけど、苦渋の決断だったし、間違いでは無かったと思う。
カップ戦メンバーのプレイはホントに観ていてアツかった。華麗なプレイとか得点シーンというわけではないけど、とにかく勝利への執念、諦めない姿勢は凄かった。リーグ戦、9月頃に低迷した時期があるのだけど、その時期にレギュラー選手達が、控え中心のルヴァンカップチームの戦う姿をみて発憤し、チームを立て直すことができた経緯もある。ホント、今年のルヴァンカップの戦いぶりはアツくさせられた(笑)結局、予選も含めて負け無しで優勝できたんだからスゴイ話だ。
さて、セレッソ大阪が三大タイトルの一つを初ゲットしたわけだけど、昨年のJ2の4位チームがJ1昇格一年目でここまで躍進するとはね。去年の今頃はJ1への自動昇格も無くなり、無能な監督による全く面白くないサッカーで逆転負けをする試合を何度も見せられてファンクラブを辞めようかとも考えていたっけ(笑)そのチームが今回の決勝戦のようなチーム一丸となった守備をして勝ちきるチームに生まれ変わった要因は何か?選手、サポーター、いや、誰もが認める事実だと思うけど、それは今季から就任しユン・ジョンファン監督の手腕による。先に述べたルヴァンカップを控え中心で戦い、そこで結果を出した選手はリーグ戦でも使うというチーム内の競争環境作りが素晴らしかった。テクニックもあって明るいチームだけどメンタルが弱く“女子校のようなチーム”と揶揄されていたセレッソを戦えるチームに作り替えたんだ。ホントにユン監督には感謝しかない。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%B9%E6%99%B6%E7%85%A5
今シーズンはまだ残っている。リーグ戦は残り三節。現在三位のセレッソは何とか順位を維持し、来シーズンのACL(アジアチャンピョンズリーグ)への参加を決めたい。そして年末に行われる天皇杯。準決勝の相手はヴィッセル神戸。阪神ダービーだ。この天皇杯も優勝を狙っている。そうすれば来シーズンのユニフォームには“星”が二つ入ることになる!胸熱な展開だ。迷っていたけど来季もファンクラブ更新確定(笑)