「墓守のバトン」の行方

この週末、夏休みをとって福岡に帰ることになった。

お盆も近いということもあり、我が家では避けては通れぬ話題がある。墓守の話。一応長男だから、お袋さん亡き後はオイラが主体的に動かなければならない立ち位置。もちろん、広島に居るビッグ・シスター・姉貴が黙っていないので姉貴と一緒にハンドリングすれば不安はないのだが。。。

我が家のお墓は霊園とかにあるのでは無く、単独で立地している。山口県の田舎、周囲には山や田畑が見えるようなところにひっそりと佇んでいる。先祖一同が収まる感じの小さいお蔵型の墓だ。霊園みたいに管理者はいないので、放っておけば荒れてしまうので年に二回程度、地元のシルバー人材センターに連絡して2~3千円で簡単な掃除をしてもらうようにしている。あとは福岡や山口、そして広島の方にいる親戚の人(全く記憶が無い)が、それぞれお参りに来たときにお花を添えたりしている。

まぁ、今引き継いだとしても、シルバー人材センターへの連絡とかお坊さんとの法事の調整も問題ないと思う。でも、この話題はそこでは終わらないんだよね。問題なのはむしろその後w。。オイラが受け継いだ「墓守のバトン」を誰に託せば良いのか。もちろん、お袋さんには「心配しなくてイイよ」しか言えないんだけど。。。現実問題、こういうのも“終活の一環”として弁護士さんとかに相談しないと行けないんだろうね。。以上、夏の日のぼやき。

“「墓守のバトン」の行方” への2件の返信

  1. 難しい問題だね。
    俺も頭を悩ませてる。「生前に墓を作ると長生きする」的な迷信が大好きなお袋が20年ほど前にお墓を購入。その場所がなんだかよく分からない場所にあり、唐津の手前とかとんでもなく遠い場所にある。墓石はピンク色の御影石。実際見学してきたが、立派なお墓だった。(文字が赤だった)
    滅多に当たらない抽選に当たったとかで大喜びだが、実際は複雑な話。

    俺の親父は7人兄弟の6番目。下の妹さんと、ほとんど「口減らし」の扱いで「壱岐の島」を後にした。そう島国者なのだ。
    壱岐の島には我が先祖代々の巨大な家があり、島の半分の土地を所有していたという豪族の末裔で福原山という山の頂上に先祖代々の墓がある。

    まぁここまでは6男坊の長男って事で本家とは縁遠い話なのだが、子宝に恵まれたのは長男坊と6男坊のみ。ん。6男坊?そう親父だ。
    一応親父は洋服の仕立屋さんで一代を築いた男で、先祖にも敬意を示し、その山のお墓を維持してきたのは何を隠そう親父だったりするのだ。長男は昨年他界し、息子さん(従兄弟)が先祖代々のお墓を守ってる。実家は武家屋敷で、渡り廊下で6棟の家が繋がっていて、裏山がその福原山になる。
    長男の息子さん(俺の従兄弟)は、信仰も厚く、態々俺の結婚式のためだけに遥々海を渡って飛行機に乗り、東京まで駆けつけてくれた。
    で、近年持ちかけられているのが、「お墓を共同で維持しないか」という話。
    その福原山にはもう朽ち果てたお墓も含め、数十の先祖の墓がある。それを一つに纏めて「でっかい墓」にしたのがうちの親父。なので、お墓には親父の名前が堂々と刻まれている。長男はそういう墓守が嫌いで、親父に押し付けていたという格好だ。

    親父は、どうもね、その壱岐の島のお墓のそばに自分の墓を建てたいらしいのよ。その為、お袋が買ったお墓には一度も出向いてない。息子の俺は一体どうしたら良いのか判らんのよWWWW。だってさ、そりゃ先祖代々の墓ってのも悪くないけど、「壱岐の島」ってそんな簡単にいける場所じゃないし、長男家系に囲まれて、6男坊の墓が出来るってのも、、ね。

    話を戻す
    そうだね、デュアルも長男だもんな。俺と同じ「墓守」の責任がのしかかってくる。そりゃしょうがない。
    デュアルの性格はよく知ってる俺としては、デュアル自身はお墓とか要らない派なのは良く分かるし、死んだら燃やして散骨してくれい〜くらいしか考えてないのだろうけど、それが祖先のお墓となると、、そうはいかないよなぁ。

    デュアルが死んだあとの墓守が必要なら「一真、悠時」を推薦しとくよ(笑)。デュアルのことが大好きなのだが、うまく表現できないんだとよWWW。
    ボーリング教えてもらったのが嬉しかったみたいだが、ボーリングは嫌いなんだそうだWWW。

    もし俺がデュアルより先に死んだら、俺が家族を託すのはデュアルだ。
    デュアルが俺より先に死んだら、俺はデュアル家の潤滑油になれるよう務めるよ。

    野球部のような絆で結ばれている訳ではないが、俺たちはそういう意味では古い時代から現代まで大した喧嘩もせず、切磋琢磨しながら、いつの時代も仲良く過ごせた唯一無二の存在だ。身寄りがないときは是非頼って欲しいと思う。頭の片隅にでも入れといてくれ。

  2. 墓守の話題なんて応じにくいネタだろうなと思ったら、なんとramの方が複雑で頭を抱えたくなるような状況だとは。。遠隔地にある先祖代々のお墓とお袋さんが建てたお墓。しかも先祖代々のお墓の管理を一緒にしようと相談されている・・正解が有って無いような問題なだけに頭痛いね。
    俺の場合、まず明確にしないといけないと思っているのは母親の意志。父親と一緒のお墓で問題は無いようだけど、母方の方に“分骨”したいのかどうか、とかね。そしてその後の墓守の方針だね。おそらくは「お前に任す」だろうけど。親戚を見廻してみても直系男子は私だけ。見事なほど父方の親戚は女子で占められている。

    だからといって、ram家の大事な嫡男達に、我が家の墓守の手間をお願いなんてできないよ(笑)気持ちだけいただいておく。ありがとう。あ、後段の方は有効ね。Ramに何かあったら私がram家の潤滑油になれるように努めるってのは有効ね。

    でも、こんな墓守の問題は決して特別な問題では無いんだろうね。少子高齢社会の日本では「墓守のバトン」問題がどんどん出てくるはず。そうすると「これからの墓守のあり方」についても今の時代に合った考え方が必要なのだと思う。

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