いろいろとツライ一日

今朝は散々だった。ジョギング中、久々に派手に転倒。右胸を地面に強打。午前中の仕事を休んでレントゲンを撮りに行き、骨に異常がないことを確認。しばらくは湿布にまみれることになる。

で、午後から出社してみると、職場の飲み会の幹事の女の子が難しい顔をしている。どうしたのか?と聴いてみると、職場の飲み会の年間予定を皆にメールしたところ、本部事務所の”古株”が異議を唱えているらしい。その女の子の企画で大阪市内の有名な花火大会をホテルで観ながら個室を借り切った飲み会を予定しているのだが、その“古株”は出席と返答しているものの、「別に花火はみたくない。あそこのホテルは食事が良くない。高いお金を払うくらいなら別のウマイ食事がしたい」とさえずっているらしい。このことは本部の女子幹事から内々のメールでその子に連絡があったそうな。ちなみにその飲み会の本人負担は”0”円に等しい。

通常、飲み会は年に3回のところを今年は5回に増やし、そのうちの一回を花火大会の企画に併せて開催しようというのがウリなんだから気にする必要は無いと言ったもののその子はいわく、「嫌なら直接言ってくれたら良いのに。。」とおカンムリだ。幹事グループの長として双方を取り持つのは難しい。今朝の転倒とあわせて、幹事はつらいよ、というお話。

最近の”LIVE” CD事情

相変わらずBUMP OF CHICKENの曲を聴きまくっているのだが、ライヴ盤を聴いてみたいと思ったら、そんなCDは出ていないようだった。こんなメジャーなバンドでも無いのか・・・とビックリしていたら、どうもライヴはDVDやブルーレイの映像コンテンツとして商品化されるのが一般化しているようだった。知らなかった。。そして、そのブルーレイの初回盤“特典”として、ライヴCDが付属するという形態も多いようだ。

ご多分に漏れずBUMP OF CHICKENもその形態で、結局、ライブCD欲しさにブルーレイ2枚を買う羽目になった。

 

「ライオン 25年目のただいま」を観て

この前、映画のハシゴをした(といっても2作品だけど)。

そのうちの一本、「ライオン 25年目のただいま」は、5才の子供が迷子になって25年後に故郷を探し出すという実話。

グーグルアースを駆使して故郷を探し出した!・・・という宣伝が気になって見に行ったのだが、それは物語の本質ではなかった。

http://gaga.ne.jp/lion/

この物語の発端にもなっているインドの子供を対象とした人身売買の実態に驚いた。年間約5万人もの子供が行方不明(誘拐)となり、人身売買され、安い労働力として利用され過酷な生活を送っているらしい。この実態を紹介するブログを見つけた。

http://thegoldexp.blog99.fc2.com/blog-entry-812.html

映画の中では5才の主人公が(間抜けな形で)迷子となり、その後、都市部の貧困層の子供として生活をしようとするのだが、そこでも人身売買目的の誘拐や勧誘が休む間もなく子供を狙い続けている実態が描かれていた。

生まれた国の違いという言葉だけでは片付けられない世界の不条理をみた感じだ。

 

その後の顛末。。。結局の落としどころ

相手の部長とこちらの常務の間で交渉が始まった。過去に何度か面識があるウチの常務に相手の部長が直接泣きついた構図だが、今回の件では常務も“怒れる上司”の一人。簡単には折れない。交渉途中の情報はリアルタイムでは私には落ちてこないが、後で聞いた話を繋げるとこうだ。

最初は向こうも手の内を見せずに「何とかならないか」という素振りばかりだったので、冷たく「報告は聞いている。そもそも業務の内容が増えているのに、逆に2割減というのはどういうことか説明をいただきたい。少なくとも今年1月の段階で当方は担当課に仕様増を踏まえた上でコスト削減を盛り込んだ見積もりを提案している。」と、突き放していたようだ。が・・・しかし、相手が「その金額では社内が通らない。なんとか今回は」と、さらに泣きを入れてきたようだ。(我々にはその額で受けざるをえないと言っていたくせに・・)常務は「だからといって今年の額から2割減というのはありえない。そっちはいくらなら社内の説明できるのか?」と聞き返すと、「今年と同額」と手の内を明かしてきた(2割減は完全なブラフが確定)。

おそらく、担当課は業務内容に従って増額した予算要求(今年度の1割程度増)した。我々にもそう説明していた。次に財務や外注契約を担当するセクション(今回の窓口)が各課から上がってきた予算をまとめ、予算調整や外注先との価格交渉をするのだが、この段階で全社的に前年度並みにコストを抑えよという方針があったのだろう。現場の担当課の予算要求を無視し、「俺たちが削ってやる」とばかりに予算をぶった切り、外注業者たちには大幅な値切り交渉をしかけているのだ。今年度の契約額にケチを付けて、極力低い提示額から交渉をスタートするという作戦だったのだろう。そして、その作戦が通じる外注先もあったのだろう。が、しかし、我々に対しては完全な悪手。読み違い。裏目だ。

むしろ、1月頃に提案したメニューの一つには、業務の実施時期をずらすことで、来年度の予算額を今年度と同額並みにする提案を我々はしていたのだ(担当課が難色を示して不採用になった)。だから、最初に「仕様増の事情も知っている。しかし、予算的につらいので何とか今年度並みに抑えられないか」と相談されたら、このメニューを提示するとともに協調的な経費削減の相談もできたのだ。全ては後の祭り。常務達の空中戦の話に戻ろう。

常務は新しい業務が増しているのに今年度と同額とはどういうことか、しかも増加しているの我々に入ってくるお金ではなく、御社が使っている業者への外注費だ、と厳しく攻めた。しかし、半日ほどやりとりをして、常務はこの部長を叩いてもこれ以上はラチが明かないと判断したようだ。落としどころを、この業務から撤退はしない、今年度と同額に近くする、我々の損も最小化する、と定め、現場のわたし達に何とかしろと言ってきた。ここで怒れる我が上司との口論も発生したが、一つの切り札があった。それが先に提案したヤツ。「仕様変更」を行い、業務の実施時期をずらすというものだ。常務から相手の部長に提案メールが渡った。

この提案に相手の部長は飛びついた。このメールから一日と経たずに業務担当の部長課長たちを説得し、我々の提案した仕様変更を行い、今年度と同額とすることとなった。

我々の実害はほぼなくなり、翌年度にまわした業務を遂行するため、相手は我々に継続して依頼するしかない、という我々にとっては安定的に継続受注できるという仕様になった。見方を変えれば我々のwin-winだ。

今はこの契約手続きの真っ最中。今回の件では久しぶりに平日・休日、昼夜関係なく仕事のこと(この問題)を考えさせられ、私もいろいろと勉強になったよ。でも疲れた。ほんとに管理職って面白くない大変な仕事が多い(ため息)

 

 

その後の顛末。。。「冷静にいこうね・・」

来年度の契約のお話について、ようやく書ける暇ができた(笑)これまでの出来事を少し振り返りつつ、その後の顛末を書く。長文失礼(けっきょく、書き切れなかった^^;) 

契約先が一方的な減額要求(契約額の2割相当)を出してきて怒り心頭の我が上司たち。相手が普段の業務では全く接点がない総務系の部署の部長で、口調は穏やかだが内容は威圧とも受け取れる内容だったこともあり、この業務から撤退もやむなし!と我が社がまとまった。次の協議の席では、減額どころかこれまでの割引していた部分を無くして、増額要求をしてやると息巻いていた。その後、週末を挟んで少し冷静になった上司が「いつも一緒に業務をやっている担当課のことを考えて、増額要求は取りやめて、担当課に提案していた予算額で要求しよう(それでも減額要求の2割減ではなく、業務(外注費)が増加した分は正当に要求した約6%増の要求)」ということになった。 

そして迎えた再協議の朝。上司から「デュアル君、私が説明するから数字の間違いとか有っても黙っていてね」とこそっと言われた。説明のペースを乱されたくないのだろう。

そしてクライアントの応接室に向かった。以前と同じメンバー、こちら上司・先輩・私。相手、担当者と課長と部長(前回、減額要求をした人)。「何度も足を運ばせて申し訳ないですね。さ、どうぞお座りください」と、相手の部長はにこやかに席に着く。そして交渉のゴングがなった!

「先日のお申し出にあった見積もりを持ってきました」上司がA4一枚の資料を差し出す。そこには内訳書もなく、総額のみ。内容については「これまでご相談いただいた仕様に基づき」とだけ書かれている。相手のリアクションを待つこともなく、「はじめに言わせていただきますが、先日の暴力的な減額要求には応えられません。」と宣言。そのあと、ヒートアップした上司の独演会が始まる!要旨は、これまでの経緯を説明し、担当部署とはお互いに信頼関係をもって業務をしてきたこと、そして常にそちらの要求に応じて契約額を決めていたこと、この業務は我々以外にできないこと(担当部署に聞くなり何とでもしろ)、他を探すというのなら担当部署に探させるのではなく契約窓口のあんたらで探したらどうか、それでもあんたらは担当部署に探させるだろうから、我々としても担当部署の人たちが困り果てる顔を見たくないのでけったくそ悪いがこの業務を受けようと思っていること、しかし、前回の要求には応じられない、我々が担当課と相談してコスト削減の提案をした額をお持ちした。と、相手の発言を挟まずにおよそ15分間ほど一気にまくし立てた。文字では伝わりにくいが、“怒りに震えて”といった感じでしゃべっていた

おいおい、冷静にといっていた上司はどこに言ったと思いながら聞いていた私(苦笑)おもむろに相手の部長が口を開く。「先日の私の発言で不快に思われたのなら申し訳ない。社の方針として全ての業者さん達に同じような要求をしているので、その点はご理解いただきたい」と大人な対応。。で、「これは交渉の余地がない金額ですか?最終回答ですか?」と相手が聞いてきた。上司は間髪入れず「最終回答です」と返答。

相手の部長は前回の態度とは一変、神妙な雰囲気となり、「確かに御社以外に頼めないし、この額で、と言われたら我々は受けざるを得ない。前回の話はあくまで交渉のスタートと思っていたが、これが最終回答と言うことであれば、これで当方の社内手続きを始める。重ねて聞くが、これは最終回答ですか?」「最終回答です」「わかりました。受け取らせていただきます。しかし、社内説明をする上で内訳書が必要です。用意願いますか?ただし、今までのような公共積算単価などは使用しないで、業務内容に合わせた新しいものでお願いします」・・ん?

ここで私は“全く新しく見積書を作らせて、向こうの反論材料にするつもりではないか?”と疑ったので発言。「公共積算単価は業務費用を評価する上で一つの客観性を有しており、これまで担当部署はもちろん、契約担当課とも取り交わした見積書が最も内容が共有されているはずですが?」と質問したが、それを遮るように先輩が「新しくということは統合が必要だというこの見積額にあわせて当方の考え方で自由に作って良いのか?」と相手の部長に聞き直した。すると部長は「それで良いです。とにかく公共積算の手法は当社では使用していないので」と応えた。この日の協議はここで終了。相手はこちらの要求額を「受けざるを得ない」と言い、そのための見積もり内訳書は「こちらの考えで作って良い」ということになった。

帰る途中で先輩に意図を確認するとこう返ってきた。「相手が自由に見積もり作って良いって言うんだから絶好の機会じゃないか。安易に減額されないような見積もりを作ってやろうぜ!作るのはデュアル君だけど(笑)」という。なかなかたくましい発想をする先輩だ(笑)。

その翌日。。相手の部長からウチの常務に直接メールが入った。「私の対応がまずくてそちらの窓口の方を怒らせてしまった。何とかならないだろうか。。」我々担当者たちの頭越しに空中戦が始まった(続く)