ramのコメント、NHKの番組、その他テレビシリーズの最終回の話などを知った。
そこでちょっとだけ追記的なことを書き込みたいと思った。
NHKの番組中で庵野氏のコメント
「自分(の健康・命)と作品、この二つを比べたら選ぶのは作品」(たぶんこんな感じのコメント)
自分の作品に対する強烈なこだわり。
この手のコメントは過去にも様々なアーティスが発していた気がするけど、番組を見たときは新鮮な印象をもった。この自分の印象を深堀すると、作品を仕事と考えたときに、私のようなサラリーマンは、こだわりと(仕事の)結果のバランスを考え、最も適切な「落としどころ」を考える。そういう生き方を随分と長くしているから、庵野氏のコメントにハッとしたのだと思った。
NHKの番組の中でもテレビシリーズの最終回について紹介されていた。ナレーションでは、唐突な印象を迎えた最終回の背景に「製作が追い付かなくなった」と一言説明していた。
シン・エヴァの製作シーンでも、庵野氏が撮り直し、作り直しを繰り返すシーンが紹介される。そこには机上の理論だけで作り上げたイメージや、予定調和的な流れは全くなく、仕事としての締め切りなんかも全く関係ない。彼が納得できないと進まないし、場合によってはシナリオレベルから考え直す。
あぁ、そういう人の作品なのね。エヴァは。
そういう庵野さんが作るエヴァを皆は待望していたのね。
そう思いました、とさ。
追記
NHKの番組の中で関係者を集めた完成披露試写会のシーン。庵野さんが挨拶のために登壇したときはテレビの前の私も思わず拍手してしまった(笑)。月並みだが凄い仕事をした人は素直に尊敬してしまう。
今思い出したが、番組最後の定番の質問「プロフェッショナルとは?」と問われ、庵野さんなんと答えたか
「僕、プロフェッショナルって言葉、嫌いなんです(笑)」
斜め上を行く答えに私も苦笑いしたけど、彼の中のプロのイメージって万人受けするスマートな仕事をする人のイメージがあるのかも知れない。
だとしたら。。。嫌いだよね~(笑)