未だ賃貸暮らしの私。
ときどき関心事に浮上するリタイア後の住み家をどうするか。
福岡に帰るのか、大阪にとどまるのか、それともまた別の地に。。そういった居住地の選択とともに、賃貸暮らしを続けるのか、不動産を購入するのか、という選択肢も残っている。
いろんな文献を読むと、リタイア後に生活スタイルに合った不動産を一括購入というのが賢い選択という意見が多い。
そんな中、リゾートマンションがただ同然の販売価格になっているケースをよく聞く。昔は、リゾート地みたいな僻地で暮らすのは大変だろうなとか、否定的に思っていたが、テレワークなど老後にちょこちょこ社会的な活動にも参加する程度なら僻地でもアリなのか。。と思ってリゾートマンションの情報を調べてみると、ネガティブな情報ばかりでビックリした(笑)
こんな記事ばかり。確かに売値は安いが維持費は高い。スラム化したマンションに数少ない居住者となった悲惨な末路。。。
安い物件にはそれなりの理由がある。
このセオリーを忘れちゃいけないね(笑)
これは衝撃的な記事だな。資産価値0円で年間維持費は約50万。いやぁ温泉地リゾートマンション良いなぁなんて思ってた自分が馬鹿だった。
コミュニティーが永続的に期待できる環境って大事だなぁ。
我が家はお袋は昨年他界したが両親揃って「老人ホーム」だ。持ち家があるのに老人ホーム。これは「家族」と子供たちの関係がそうさせてしまった例。
おそらく俺が「仕立て屋稼業」を受け継いで、実家に両親と住んでいたら、こうはならなかった。
が、親父はそれを拒絶した。べらぼうに安い紳士服。2枚目半額!などの大手量販店による台頭は、一着10万以上する紳士服の仕立屋には死活問題だった。
原点回帰で洋服の仕立て屋が見直され、「息子さん跡を継がないの?」と問い合わせもチラホラあるにはあるが、痴呆も進行した親父に指南を受ける術は既にない。
こうして核家族化が進行し、子供達は姉貴以外地元福岡に住んでいない。
こうなると実家は重荷でしかない。親父も老人ホームで実家には誰も居ない状態が半年続き、更に漏電の恐れも出てきたため電気も通っていない状態。
昨年お袋の葬式の時、実家で寝ようかなんて甘いことを考えていたが、チリや埃ってこんなに溜まるの?ってぐらいの惨状、人が住んでいない家って僅か半年、一年で完全に人が住めない家になるんだなと実感した。
そう、福岡の実家は完全に死に体なのだ。ただ固定資産税だけは延々と続く。親父は生前資産整理をしたがらないので、実家は親父の持ち物のまま俺が資産運用を任されている。
売るに売れず、ただ倒壊を恐れるだけの建物になってしまった実家。
人が住んでいることって大事。必然的にリタイア後の住み家は老人ホーム若しくは介護付きの施設行き確定だ(T . T)。
老人ホームは悲劇だ。隣人は常に死と向き合わせ、年齢も職業も多種多様の無茶な文化が形成されている。仲良くできたとしても親身にはなれない。死んじゃうと他人の死後の面倒まで吹っかけられかねない。
願わくば離島で誰の世話にもならず、ひっそり老後を迎えたい。壱岐の島なんかとても良いと思うのだった。
あ、壱岐ってリゾート地だっけ?大丈夫かねwww