いま、日本のサッカーニュースで一番の話題はコレ!スペイン1部リーグセビージャ所属(現リーグ順位3位)の清武(27才)が古巣のセレッソ大阪に復帰したことだ。我がセレッソのことなのでここでも触れておきます。
今回の復帰劇が異例なのは二つある。一つは、欧州で最も活躍している日本人選手が怪我とか年齢的なこととか抜きに日本に帰ってきたこと。所属していたセビージャは強豪チームで競争は激しく、清武が移籍してすぐに監督が交代。今シーズンは出場機会に恵まれなかったことは確かだが、まだまだヨーロッパで活躍できることは周囲が認めるところ。セビージャのフロントもそう言っている。そんな選手が、ヨーロッパでのキャリアを辞めて日本に復帰する。かつてないことだった。なお、これには彼のお子さんが病気で、その治療のためという情報もある。
もう一つは、この時期に多額(約7億)の移籍金をJリーグのチームが支払うことができたこと。この時期はどのチームも補強はほぼ終了し、キャンプインしている。つまり、補強のための予算は消化している段階。その段階で約7億もの移籍金を払えるなんて・・・Jリーグのチームではなかなか考えにくい。これについても裏事情をセレッソの社長が語っている。「当初は移籍金が高いので断るつもりだった。しかし、スポンサー企業に相談したら”清武選手を日本の他のチームでやらせれるわけにはいかない”とのことで、移籍金を用意してくれた」とのことだ。
清武はセレッソのエースナンバー8番を引き継いだ選手。香川と並んで欧州移籍後の活躍は周知の通り。セレッソの顔といえる。その選手が活躍の場を求め(それとおそらくは家庭の事情で)日本復帰を希望している。ここは古巣チームとして一肌脱がないわけにはいかない!ということだろう。普段は文句がいっぱいあるスポンサー企業だが、今回はよくやったと褒めてやりたい。
さて、清武が加入したセレッソは間違いなく戦力アップした。主な代表経験選手をリストアップしてみよう。
FW:柿谷(ブラジルW杯代表),杉本(ロンドンオリンピック代表)
MF:清武(現代表 スタメン・司令塔),山口(現代表 スタメン・ボランチ)
DF:山村(ロンドンオリンピック日本代表),ヨニッチ(韓国リーグベストイレブン、クロアチア年代別代表)
GK:ジンヒョン(韓国代表GK)
サポータとしては、ものすごく期待が高まる布陣だ!が、しかし、かつてワールドカップ得点王のフォルランが加入したときに味わった苦渋がトラウマになっているので過度の期待はしないようにしている(笑)
それでも今年のセレッソは注目だよ^^