とあるトレーニング雑誌のインタビュー記事を何気に読んでいるとこんなエピソードが紹介されていた。
「トレーナーの中野ジェームズ修一氏の祖母は103歳。98歳の時に病気になってしばらく伏せっていたのだが、そこからトレーニングを開始。今ではトレーニングで筋肉が付き、100歳を過ぎて片ひざ屈伸が20回ずつできている。」
この記事を読んでビックリするとともに、勇気をもらった。100歳過ぎて片ひざ屈伸って!!
この記事はこう結んでいる。「98歳からでも筋肉はつく。50代、60代なんてこれからです。」
普段から私は、根拠のない意見、因果関係を示していない話、ホントかどうかもわからない話など自分ではかなり厳しくフィルタリングしている。特にネット情報やスピリチュアル系の話に多いが、人を何の根拠もない理屈で妄信させようとする詐欺まがいの情報が氾濫している。
まったく油断できない。
しかし、こういった「100歳を超えて片ひざ屈伸ができる人がいる」シンプルな事実は、素直に勇気をもらえる。その事実が存在するというだけで十分価値がある情報だ。
もちろん、事実ではないウソというケースもある。それはそれで見極めは必要だ。
でも、「信じればできる」とか、「○○すれば成功する」とか、情報商材のセールストークのような装飾まみれの情報より、「こういう事実がある。この事実にどのような感想を持つかはあなたの自由」といったスタンスのエピソードは素直に好感がもてる。
そして、繰り返しになるが「100歳を超えても筋力は上達する」という事実。万人にあてはまることはない事実かも知れないが、確かに勇気をもらえたエピソードだ。