とあるトレーニング雑誌のインタビュー記事を何気に読んでいるとこんなエピソードが紹介されていた。
「トレーナーの中野ジェームズ修一氏の祖母は103歳。98歳の時に病気になってしばらく伏せっていたのだが、そこからトレーニングを開始。今ではトレーニングで筋肉が付き、100歳を過ぎて片ひざ屈伸が20回ずつできている。」
この記事を読んでビックリするとともに、勇気をもらった。100歳過ぎて片ひざ屈伸って!!
この記事はこう結んでいる。「98歳からでも筋肉はつく。50代、60代なんてこれからです。」
普段から私は、根拠のない意見、因果関係を示していない話、ホントかどうかもわからない話など自分ではかなり厳しくフィルタリングしている。特にネット情報やスピリチュアル系の話に多いが、人を何の根拠もない理屈で妄信させようとする詐欺まがいの情報が氾濫している。
まったく油断できない。
しかし、こういった「100歳を超えて片ひざ屈伸ができる人がいる」シンプルな事実は、素直に勇気をもらえる。その事実が存在するというだけで十分価値がある情報だ。
もちろん、事実ではないウソというケースもある。それはそれで見極めは必要だ。
でも、「信じればできる」とか、「○○すれば成功する」とか、情報商材のセールストークのような装飾まみれの情報より、「こういう事実がある。この事実にどのような感想を持つかはあなたの自由」といったスタンスのエピソードは素直に好感がもてる。
そして、繰り返しになるが「100歳を超えても筋力は上達する」という事実。万人にあてはまることはない事実かも知れないが、確かに勇気をもらえたエピソードだ。
俺も毎週同じようなことで勇気をもらえるエピソード?というかテレビ番組がある。トコロさんと林修さんが司会をしてる「ポツンと一軒家」(朝日放送)がそれ。
先週は人里離れ徒歩で3時間もかかる山奥に田畑と建物があり、、、なんと89歳の元気なおじいさんが、毎日毎日畑仕事に性を出してる。先週は腰の骨が折れた寝たきりおばあさんを介護しながら、ひっそりと山奥で生活する老夫婦。
この番組で共通するのは強烈な「高齢化」。それでもなお「生きる」というテーマを自然と過ごすお爺さんお婆さんは例外なく陽気で人柄もよく、決して人間嫌いで田舎にこもっている訳ではないという事。むしろ生まれ育った土地を大切に思うからこそ、高齢になっても跡継ぎがいなくても「やっていける」ということ。
そんな老人たちは、恐ろしくタフで、若者の撮影スタッフが根を上げるような山道をせっせと登り、畑を耕したりして生活してるのよ・・・これ毎日放送してる。
あー、昔、何度か見たことある。
確かに、勇気をもらえる良番組。まだやっているのか。素晴らしい。
にしても、
>ひっそりと山奥で生活する老夫婦
このエピソードも凄いね。
こんな先人の生き様を見せられたら、
将来がーとか、老後がーとか、年金がーとか、60歳前のヒヨッコが何を不安がっているのかねって一笑に伏されそうだね。
「ポツンと一軒家」
素晴らしい映像コンテンツだ。