この週末、天気がよかったので引っ越し先の候補地を目的地としたジョギングをやってきた。
往復約2時間。距離的には16キロほど。良い運動になった。
ちょっと前にも引っ越しネタを書いたけど、言うほどには本腰を入れていない。
今のマンションがすごく気に入っているし。。。では、なぜかというと。。結局、定年後の身の振り方が決まっていないことが落ち着かない原因。
家やマンションを買っていれば悩む必要は無い。それもこれも定年後を大阪で過ごすのか、福岡に戻るのかも定まっていないから持ち家という選択肢にはどうしても踏み切れないから。
仮に今現在、私が「家庭」を持っていたとしたら、福岡に戻るという選択肢の優先順位はかなり低くなっていただろうけど、オイラは独身。どうにでもなるという自由さが、先行き不透明というか、何とも居心地の悪さを醸し出している(笑)
年末の叔母の葬儀の際、七つ年上の従兄弟が参列者に対して「私は定年後に、ここ故郷に帰ってきます」と挨拶をしていた。神戸で家を建てたと聞いていたから少し驚いた。そして、明確に定年後の生き方を挨拶できるのはスゴイと思った。今度、定年後のライフプランについていろいろと聞いてみたいと思っている。
翻って私はどうか。今の会社では60才の定年後は皆、再雇用という手続きを経て65~70才近くまで働いている。ただし、そのときの報酬は新入社員並みだ。必要とされている間は働きたいという気持ちはあるが、年金受け取り年齢の65才までは働いて、その後は福岡という選択肢もあるし、定年後すぐに福岡に帰るということもある。ただ、その場合、年金受け取りまでの5年間を貯金でまかなうことも考えなければならない(もちろん、福岡で働ければベターだけど)。なので、今の段階で貯金をはたいて「家を買おう!」とはなかなか思えない。
一方で、物件を調べていると、低金利の世の中を反映して、新築マンションの販売情報がこれでもかと目に飛び込んでくる。そして、もっと目に付くのが中古物件。その数の多さ、価格の手ごろさは見事なほど衝動的に買ってしまいそうな価格帯だ。おそらくは今後、人口減少と高齢化が進めば、もっともっと中古物件が増えるだろうし、価格も低くなっていくのではないかと思う。そうならば家賃を支払うより、お得な物件を買って持ち家を持った方が得じゃね?という思いがふつふつと湧いてくる。ただ、分譲マンションには修繕積立金や共益費など月2~3万はかかるという。一戸建ての方も十年、二十年の間にはリフォーム代として数百万単位の費用をストックしておくことが望ましいとか。。。結局、持ち家になったとしても居住費コストから解放されるのは難しく、人によっては賃貸よりお得という程度のようだ。
そんなことに思い巡らせているうちに、私の場合、独身なんだから子供部屋も必要ない。学校の近所である必要も無い。毎日の料理に労力を費やしてもいないのでスーパーなどが徒歩距離圏内にある必要も無い。今の大阪市内のマンションは単純に贅沢じゃね?と思うようになった。もう少し田舎で暮らそう。。。かなと。あくまで「定年後の身の丈」という視点に立った場合だけどね。
それで今のところより田舎の安い物件を物色中というわけだ。ただね、安くてお得そうな物件は確かにある。でも、今のマンションから引っ越してまで・・・というのはなかなか無い。今のマンションが気に入っているから、「身の丈に合った」という妙な屁理屈を考えて自分を動かそうとしても、なかなか割り切れないし動けない^^;生活に対する「煩悩」が無くなれば田舎に引っ込んで大人しい生活というのも可能なのだろうが、その「煩悩」が無くなることに一抹の寂しさを覚えるのも正直なところだ(笑)