アフターコロナの通勤

まだまだ緊急事態宣言の真っ最中だけど、私の職場でもアフターコロナの通勤について話が出てきた。

結論から言うと、基本的に週に2~3日は在宅ワーク、これにともない通勤に伴う交通費は実費払いとなった。今までは六か月定期券の費用分が通勤手当として支給されていたけど、これは廃止。

コロナが終わっても、働き方改革は継続ということ。

コロナが無ければ在宅ワークが定着するなんて思ってもいなかった。

アフターコロナは、それまでの常識が変わるとは聞かされていたけど、これもその一つだよね。

通勤するサラリーマンが減少すると、電鉄会社とかは結構な痛手たと思う。あと、出張も減るだろうから、電鉄会社だけでなく航空会社にも大きな影響が出るだろうなぁ。

世界が変わったのだから仕方がない。

アレルギー検査

悠時の夏休み最後、面白い?体験をしたので記しておく。
内容は蕎麦アレルギー反応の検査だ。

悠時はそもそもアレルギー体質。最近の子供って赤ちゃんの時に様々な現代病の検査を行うのよね。知ってた?想像はつくだろうけど、俺はこんなに検査するもんなのかねーと驚いたよ。俺たちの子供の頃とは明らかに違うのよ。現代病ってすごい数なのよ。大小あれど人は様々なアレルギー反応を持っている。俺で例えるならハウスダストで涙が止まらなくなったり、くしゃみが止まらなくなったりするが、そういうのも含めアレルギー反応なわけだ。ちなみに悠時は出産後のアレルギー検査で花粉、猫、犬などのペットやら食物アレルギー、ハウスダストやら神経症状まで数十種のアレルギー反応が出ていた。なんかさ、びっくりする数なのよ。その後、何度か検査しているけど、歳を重ねるうちに免疫や抵抗力が身についていくわけね。で、残った症状が治療対象のアレルギー反応。特に花粉症の症状は酷く、悠時の場合単に特定の(例えばスギ花粉)に反応するわけでは無くて、数種類の花粉に激しい反応を示し、季節を問わず反応していて症状もひどいため、結果年中薬漬け。リュックサックいっぱいの薬を常備薬で持っているのよ。ちょっと可哀想なほどだ。あまり人には話したことがないのだけど。一真は平気なんだけどね。なんでかね?

そんな我が家の課題に「蕎麦アレルギーへの対応」という問題がある。豪姫の実家が生粋の蕎麦屋なので、蕎麦に対して家族がどのようなアレルギー反応があるのか、明確に知っておく必要があるわけだ。
何を隠そう、義理の父上は蕎麦屋の大将なのに生死に関わる蕎麦アレルギーだったりする。(秘密告発)長年蕎麦打ちをしていてアレルギー発症してしまったらしく、蕎麦打ちは何十にも巻いた手袋に防護服を着て、防護マスクをし、蕎麦打ちをする。そばを打つのは日常的な仕事なのだが、とても人に見せれる状態ではないので、人目を偲んで裏で蕎麦打ちをしているのが現状。老舗の蕎麦屋さんとしては「蕎麦打ち」はある意味真骨頂で見せ物の一つなのだが、それは儚き夢。裏で秘密裏に作られた命懸けの蕎麦で、老舗の蕎麦屋さんは頑張って営業している。実は大変なことなのだ。蕎麦屋の親戚としては蕎麦の反応を知ることは「避けようの無い事実」として受け止めるためにも、とても重要だ。

余談が長くなった(笑)。
というわけで、悠時も来年から中学生ということもあり、今のうちに本格的な調査をする運びとなったわけだ。

血液検査でアレルギー反応が出ている「蕎麦」にどれほど抵抗力があるのか調べる。その本格的な調査方法はというと、「蕎麦を食べさせ、様子を見る」というもの。実に原始的。なんじゃそりゃWWW

まぁそれはお医者さんの指導のもととなると大袈裟になったりするわけだ。
具体的に説明すると、
・最低1泊二日〜1週間を掛けて入院。親同伴。
・100%蕎麦粉のみを利用した蕎麦を、最初は2g(小さじ一口)、次に4g.8..と様子をみながら量を増やし、経過を観察する。

そもそもアレルギー反応が出ているので、症状が重く出たら、即、医師が対応する。食物アレルギーでじんましんやら発熱、頭痛やらコンコンと眠り続けるなど意識混濁、呼吸不全など急激な症状の変化もある為、入院は必須。症状が重いとアナフィラキシーショック状態を引き起こし死んでしまう危険性も孕んでいることもあり、慎重に検査が進んでいくというものだ。食物アレルギーは重篤しやすい。なるほどそういうことなのか。

豪姫が付き添いとして入院することになった。ここからが豪姫の実況頼みだ。
反応を見る為、檻(ケージ)に入れられる。反応がひどいと暴れるらしい。
肝心の実験をされる側の悠時はまるで不安を感じている様子も無い。事態がわかってないらしい。検査の間、本を読んだりゲームをするのは許されている。豪姫や彼は「携帯ゲーム」のみが暇つぶしの頼みだ。そんな余裕があればの話だが・・。

入院初日。最初の一口。そして血液検査。

アレルギー反応はあるが、まだ耐えられるレベル。


1時間後、次の二口。そして血液検査。

アレルギー反応はあるが、まだ耐えられるレベル。


さらに1時間後、

量を増やす。一気に10gまで増やした。アレルギー反応に変化が!


さらに1時間後、

さらに量を増やす。一気に20gまで増やした。

アレルギー反応に変化が!

そして電話が!一体どうした!

「終わった」

「・・・は?」

一瞬いやな予感が!
一体なにが起こったというのだ!

エンドロール・・・

結果的に、蕎麦アレルギー反応については心配する必要が無くなったというのだ!WWW。

悠時の場合、少しづつ蕎麦の摂取量を増やした過程で、当初出ていたアレルギー反応が徐々に治まり、最終的には蕎麦アレルギー反応が心配しなくて良いレベルにまで反応が下がったので、特に入院する必要も無くなり、1日で検査終了し開放されたというオチだ。
色々覚悟話を聞かされたあげく、ある程度の入院も覚悟したものの、蓋を開ければ、わずか数時間で開放されてしまうという、、、なんとも狐につままれたような出来事だが、とりあえず蕎麦に関してはどういうわけだか耐性が付いて大丈夫になったようだ。(相変わらず花粉症他、アレルギー反応が激しい症状はそのまま。)

よかった。結果的にはよかった!悠時は蕎麦屋さんでバイトできる(笑)。
お医者さんの話だと、アレルギー反応を試している最中に抵抗力が身につくことがあるというのだ。でも蕎麦アレルギーの克服は「まれ」なんだそうな。ましてや今回のようなケースはとても珍しいとのこと。(なぜなら入院することを前提に検査するほどのアレルギー反応だったため)

ひょっとしたら天国のお婆ちゃんが、悠時の蕎麦アレルギーを帳消しにしてくれたかもよ^^。
ちなみに俺も子供の頃利用していた蕎麦枕が原因で蕎麦アレルギーだったけど、今は症状が出ていない。アレルギー反応って怖いけど謎が多い症状だね・・・という話でした.