塗り薬の脅威

塗り薬のイメージってどんなん?

私の持っていたイメージは、劇的には効かないけど、地道に効果はある、というもの。
そのイメージを覆す塗り薬に出会ったのでお知らせする。

先月くらいに皮膚科に行った。
ちょっと前から顔の表面のシミというか少し盛り上がったカサカサが気になったからだ。
左右それぞれ頬の外側、こめかみ近くに数カ所ある。おじいちゃんにありそうなヤツだ。
マラソンとかで紫外線にあたる機会が多かったことも影響していると思うが、カサカサが気になって仕方がなかったので皮膚科に行ったのだ。

皮膚科の先生は見るなり「ああ、これですね」という感じで診断。老人性のイボで脂漏性角化症というらしい。そのまま液体窒素を綿棒に付けて、患部に「ジュッ」って感じで押しつけて治療は終了。こうやって、皮膚にダメージを与えて再生機能を促し、カサカサ部分を除外するとのこと。また2週間後くらいに来てくれ、となった。

そして処方されたのが「マキサカルシトール」という軟膏だ。

処方箋をもって薬局に行くと、薬品の説明が始まった。

いわく「塗るときは直接指で塗るのではなく、綿棒にちょっとだけ付けて塗って」とのこと。

指で塗るとどうなるのか・・と気になって調べた。

「マキサカルシトール」の成分と用法・注意

活性型ビタミンD3により皮膚の生成周期を正常化し、角質が多くなるのを抑える作用がある とのこと。

そして注意事項と副作用の項目を見てみると、「1日2回」「10g以上はダメ」「塗るのは患部だけ」、そして重い副作用に「高カルシウム血症」「急性腎不全」とあった。

なんとイボの塗り薬にそんな重篤な副作用を起こす力があるとは・・びっくりした。
効果のほどはこれからだが、普段、塗り薬とか使っていないからこの注意事項と副作用には驚いた。

薬局で聞いた「指で塗るな」というのは、「患部以外への付着」を避け、「経皮吸収の量を適正にする」という目的なのだろう。

塗り薬の中にも強烈なヤツがあるものだと思った。