シン・エヴァ観てきた

昨日、土曜日の朝にシン・エヴァ観てきたよ。
毎度行っているTOHOシネマズなんば。朝の10時前というのにフロアは結構な混雑ぶりだった。シン・エヴァの客もいるだろうがそれだけじゃないみたい。そんな中、ショップで「エヴァンゲリオンのパンフを下さい」って言う時は多少の気恥ずかしさがあった(笑)。

一応、感想を書き込む今の私の前提を整理すると、
・テレビシリーズは全く見ていない(ストーリー知識は皆無)
・劇場版は序・破・Qをみた(誤解や無理解、不認識なものも含めてここまでの物語は知っている、つもり)
・これまでの劇場版、今回のシンの感想レビューや解説サイトはみていない。買ったパンフレットもまだ読んでいない。
・監督の庵野氏は偏屈な人だろうと想像している。NHKの番組もまだ観ていない。
以上のような状況なので、面白かったとかそうでもなかったとかの評価ではなく、単に思ったことを書くことにする。実際、鑑賞直後に思い浮かんだ言葉を一つチョイスするなら、余韻に浸るとかというものではなく「見終わった」というものだった。
やはり感想を書くのは無理だな(笑)知識がなさすぎる。

(率直に思ったこと)
1 ラストは夢オチかと思うほどの演出が出てきた(虚無宇宙の認知とか言ってたけど)ので、こりゃ完全に監督個人の作品だな。監督遊んでるなって思った(原作も脚本も監督本人がやっているから出来る演出かな)
2 「人類補完計画」と、「人類」を語りながら、父親のごくごく普通な個人的な動機を延々と語るシーンはどう解釈したらよいか戸惑う。
3 パイロットがクローン?。そして少年・少女のまま(14歳?)で固定されている?。しかもそれら全てが父親の周辺にいた人物?自分の周囲が世界の全てというのはありがちだが。。。確かエヴァは外国も3台まで所有できるとか言っていたから他にもパイロットはいるはず。
4 結局、使徒って何?この戦いを始めたのは 父親?なんでそんなことができるの?

以上、率直に思ったこと。ここに書き込んだ後にパンフレットや解説サイトをみて勉強するつもり。あとはNHKの番組もね。

とにかく、エヴァが多くの人に支持されてることは映画館でも感じたよ。老若男女、多くの人が土曜の朝から観に来ていた。私の頭に”大きな?マーク”が浮かんでいた最終盤のシーンではあちらこちらからすすり泣く声が聞こえた。

これもパンフレットや解説サイトみたらわかることだと思うけどテレビシーズと劇場版って同じなのか?違うものなのか?
シン・エヴァの製作にこれだけ時間がかかっているので、おそらく違う部分が多いのではないかと想像する。違っていてもテレビ版のファンの人は納得しているのかな?その辺はramの感想を聞きたい。

正直、父親の独白のシーンでは、そんなレベルの動機で人類を巻き込むのか?とツッコミを入れたくなった。ただ、その後、そのツッコミを思いとどまった。設定として、14歳くらいの思春期真っただ中の主人公なのだから、そんなレベルが世界の全てだったりすることに何の不思議もないと考えたから。”そういう設定の世界の作品”に、作品の深み、背景も理解しないおっさんが、表層的で退屈なツッコミを入れる図は逆に恥ずかしい。野暮ってもんだ(笑)。

というところで、鑑賞直後の私のシン・エヴァレポートはここまでとしよう。これから勉強するこの作品の解説情報で新たな発見や気づきがあることに期待する。

“シン・エヴァ観てきた” への1件の返信

  1. お!見ましたね。そうそうWWW!こうやって語りたかったのよ(笑)。
    (率直に思ったこと)
    1、デュアルとは少し異なる感想を。
    といいますのも、庵野監督は、実はもうアニメの制作には関わっておらず、むしろ「実験」しかしていない節がある。
    ということだ。
    カタログ冒頭「三度もエヴァに付き合ってくれてありがとう」とある。この庵野監督の感想からも読み取れるのだが、監督は庵野ではなく、鶴巻和哉氏、中山勝一氏という2名。庵野は単にオブザーバーであり、作中進行に関わっていないと思われるのだ。デュアルの「監督遊んでる」はかなり的を得ていると思う。3D技術の革新的な進化やアニメーションならではの妙なアングルからの描写。おそらくは庵野監督は徹底的に「映像美」にこだわり、監督2名は落としすぎたストーリーの拾い上げに終始したのではないか・・・と思った。それがデュアルの「3」に繋がる。今回のキーとなるのは真希波・マリ・イラストリアス。なぜか昭和な歌を歌う彼女の話はとても興味深い。彼女とカヲル君だけが、シンジ君の起こした過去の出来事(サードインパクトの繰り返し)の記憶を残し、先に何が起こるのか予見できている。マリに至っては全てのエヴァシリーズになんなくシンクロし、開発者も知らない裏コードまで駆使する。一人で使徒を全滅できてしまう完全なチート級の実力者で、彼女は今回、初めて「シンジ君」の未来に期待をかけ、未来を変えてしまう手助けをする・・・映画的には今までの展開ではなく、こういった展開が必要だったのだろうが、実に難解だWWW。

    2、この人類補完計画の人間=他人と自分の境界線がなくなり、個体としての自我を失う・・・といった話はもう、無数に評論家がオナニーする場所だな(笑)。多分、庵野監督的にはもうTVシリーズで説明したし、映画でも2回説明した。3回目は鶴巻和哉氏、中山勝一氏に任せたということではないだろうか。なぜなら、今回の映画で初めてアスカも含めエヴァに関わる搭乗員はシンジ君に好意を持つように仕組まれているという裏設定が出てきたためだ。今までの話と整合性やツジツマが合うように、色々思案した結果だと思う。
    4、結果的に壮大な親子喧嘩に付き合う羽目にあったWWW
    とまぁザックリこんな感じだが、どうでしょ?

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