今年55歳になるということで医療保険の更新書類が届いた。
更新内容をみると、現在の内容のまま更新した場合、月々の保険料は倍になるとのこと。
即、解約を決意する。が、まだ手続きをしていない(笑)
この保険に対する無頓着さが無駄な出費を招いているものと反省している。
独身の私は医療保険は最低限、もっと言うと不要かと思い始めている。
高額な医療費が発生する治療を受けたとしても、国民保険に加入していれば負担は約100万円以内という話もよく聞く。
昔、肩を怪我して一週間ほど入院したとき、この医療保険のおかげで収支は±0か、若干収入が多くなったこともある。ま、それはそれでラッキーなんだけど、保険料が倍になるとね。
ギャンブルとして考えたとき、ちょっと割に合わないなっと。
遅すぎな感じもするが医療保険の見直しを考えている、今日この頃だ。
医療保険って民間のだよね?ま、そうだよね。
俺、医療保険に入ってないので逆にデュアルへ質問したいぐらいだ。
デュアルのいう保険会社は、55歳で保険料が倍ってことは、「はい!デュアルの年齢から大病(三大疾患含む)になる可能性が極端に上がりましたよ!」ってことだよね。保険会社は慈善事業ではないので、当然胴元はぼろ儲けする仕組みが出来上がってる。「三大疾患になってしまったら・・・」と不安を煽りまくるだけで加入者は増えるという手堅い仕事だ。
先に述べたが、俺は医療保険に加入していない。まぁ自動車保険やら火災保険の付帯なんかで入院をフォローするなんてのが付いてたが、医療保険そのものには加入していない。するとどういうことになるのか。「入院した場合」という内容で昨年経験したリアルな話をしようと思う。
確かにデュアルの言う通り、結果的には国民保険で負担額の7割は賄える。100万位内というか、月で10万超えると高額医療としてそれ以上の支払いは免除される医療費控除制度もあるし、大病を患って入院しても「なんとかなる」これは本当だった。実際、昨年豪姫が入院したときも国民保険で3割負担で補うことができた。が、それは「全て自分で調べ、自分で申請しなければならない」という当たり前の話できてからのことで、それこそが非常に厄介だったのよ。豪姫が入院することになった時、当然ながら当事者である豪姫は緊急入院の不安と、関わりをもつ周囲の人への連絡でそれどころではない。俺は、豪姫の代わりに自分の置かれている立場を把握し、何が保険適用されるかまで自分で調べ、自分で申請し、漸く国民保険が効力を発揮する手助けをした。が、国民保険が適用されない盲点があったのよ。それは「入院」という、ごくごく自然な流れの中で発生した。
いざ入院が決まり、俺はなぜか看護婦さんと応接室に通される。大きな総合病院なので、応接室なのかな?でも一体何が始まるんだろう?と不安に思っているとその答えは直ぐに判った。看護婦さんから入院中の介護の話をされ、「入院中リゾート気分を味わいたいなら金が必要」という話を高級なパンフレットを見せられながら説明された為だった。
ん?入院中リゾート気分?まぁそう思うよな。いやはや想像している入院手続きとはまるで違う。要するに治療に必要な最低限の保証は全て国民保険で賄えるけれども、実際は、やれTVは1日何千円。下着や服のクリーニング、食事のメニューからなにからなにまで至れり尽せりの介護サポートを「看護婦さんの介護付き」で請求。病院も「これで儲かってます」と言わんばかりにだ。これが入院手続きの内訳なんだということを初めて知った(笑)
入院後の衣食住に関わる全てについて国民保険が適用されない。この事実を知り、理解するのに時間はかからなかった。
もし、入院手続きで、それらオプションを良く資料に目を通さず、チェックしてサインなんかすると、退院時に入院で掛かった実費を現金で支払うことになる。支払えないと退院もできない。(恐ろしい!)なので、応接室に通され、ご丁寧な説明を受けることになったのだ。
病院の入院。治療とは別に、およそ1日1、2万程度の実費が必要で、10日入院すると10〜20万別に必要です。なんじゃそりゃ?はい!内訳は、朝、歯ブラシ使い捨て購入、歯磨き粉購入、タオルレンタルから始まり、洗濯や掃除、着替え、果てはTVやラジオ、お風呂の手配まで・・・あーそれでリゾート気分を味わうWWW・・・治療以外が国民保険では適応外・・・まぁ言われてみれば・・・。え?医療保険加入者はこのリゾート部分が賄えるの。はーでかい!そりゃでかいよ!
この病院の入院患者のおよそ4割が医療保険適用者。6割が医療保険適用外。俺もそう国民保険だけだよ。じゃどうすりゃ良いの?看護婦さんが丁寧に説明してくれた。家族や彼女のいる家庭では、入院手続き時にそういったオプションには署名せず、例えば洗濯物の回収や着替え、そのほか生活に必要なものを「差し入れ」することで補うわけだ。なるほど、家族が介護を手伝うってことね。まぁ我が家もこの方法で洗濯物を回収し、着替えを持ち込み、シャンプーや歯磨き、そのほか必要なものを持ち込み、結果、この10〜20万という支払いをしなくて済んだ。(それでも実費で医療費60万の3割負担で20万ほど掛かった。ちなみに看護婦さん曰く「家族や身内のサポートがあるなら、そんな何十万もかかるサービスを受ける必要ないですよ」といってた。
まとめる。
入院すると高級リゾートホテル並みのお金が掛かるが、国民保険では医療費は3割負担で実費の7割軽減してくれるけど、リゾート介護料は保険適用外。でも医療保険の加入者は医療費の内訳ではなく「病院で治療に掛かった総額を保証」してくれるから、入院したら丸々高級リゾートサービスを満喫できるという訳だ。入院したときは例えその歯ブラシ数千円。歯磨き粉一回分数千円。タオルも髭剃りも、着替えも洗濯も合わせて1日2万円と暴利なこと言われても「ありがたい」と思えるだろう。だって本人は動けないんだもん(笑)。実際、高齢者やデュアルのようなシングル貴族は迷わず「医療保険」が役立つと思う。いや、俺でも例えば出張先で倒れたら、家族サービスなんか期待できないわけだ。そんな時入院することになったら、、、。たまたま豪姫は10日で済んだけど、三大疾患で入院ともなると・・・あー医療保険って大事だなと思うようになってきたって話。まぁ「リゾート気分」というのは比喩だけど、食事代はおろか日常品の支給、果てはナースコールで呼んでも別料金だとは知らなかった!!大部屋ではなく個室を選んだ場合はベット代までもが請求に加算される。こりゃまぁリゾート気分ですわなぁ。まぁこれ全部「入院したら」の話ね。
この医療保険の仕組みは当然国民保険に加入している人しか加入できない。民間の医療保険って、手続きを代行して最大限に「国民保険」から摂取し、補填されなかった部分のみを代行して支払う仕組みだ。
車の自賠責保険と自動車保険の関係も同じ仕組みだ。自動車保険に加入しても、事故ったときの保険は、まずは自賠責保険。自動車保険は、自賠責保険の代行をしているだけで死亡以外の殆どの事故が賄えてしまう。
事故起こした時、相手の交渉なんて、できないよね。なので自動車保険は車の乗る人の7割が加入してる。(まぁ3割が自賠責のみで運転してるので、そういう人に当たってしまったら損としか言いようがないけどね)
保険会社ってのは株が暴落することのない「めっちゃ儲かる優良企業」なのは、あたりまえのように「損しない」からだ。だって普段は国が払う保険の代行してるだけだもんね。そりゃ儲かるわ。池田儲かってるんだろうなー(笑)。
かつて俺も今の会社に入社する以前は医療保険に加入していた。もう10年以上前の話になる。この10年一切大病は無い。尿路結石など痛い思いはしたが入院もすることなく今日まで過ごしてきた。なので、医療保険なんかまるで必要なかった。が、50も過ぎ、糖尿病を煩い、状況も変化してきたわけだ。55歳で保険料が倍という話を聞き、逆に不安が増した。だって、絶対儲かる保険会社が、保険料を倍って言ってる訳でしょ。単純にリスクに対する支払い料を資産すると「倍」にしないと儲からないってことは、まぁ単純に考えてもこの年齢から「俺の体は大丈夫」とは言えない状態というのが顕著にわかる。江戸時代の日本人平均寿命は28歳。戦後の平均寿命が80歳を超え、「金は100歳、銀は100歳」って珍しかった時代も過ぎ、100歳まで「医療で生かされてしまう」世代の我々なんか、50歳なんか人生の半分でしかなく、残り50年は「病院LOVE。入退院の繰り返し」だとしたら、医療保険って今こそ真剣に考える時期なのかと思うのよねー。まじで。
殆ど愚痴だな。長くなってしまったスマン(´・ω・`)(笑)
ramの関心事だったとは驚いた。
そこで、私なりにちょっと補足すると、保険会社が年齢に応じて保険料も高くするときに、「年齢が高いと病気のリスクが高まるから」というのは常とう句だが、それが真実かというそれは人によるし、ましてや保険料を倍にする理屈にはならないと思う。
ちなみに、今回保険料が倍になると言ってきた内容を詳しくいうと、「がん治療保険定期保険特約(給付金100万円)」「入院治療保障特約(3型)」の二つだ。他の項目「新入院特約(一日5000円)」や「障害状態による特別就寝特約(給付金500万円)」は55歳以降も同額。
つまり、がんの特約と入院治療保障(おそらく新入院特約以外の給付)が跳ね上がるだけ。
私の疑問はこの跳ね上がる特約って必要か?っていうところにある。そして医療保険だけだったら国民共済とか府民共生の2000円前後の保険と同程度の補償内容のようなのでソッチでもいいかな。あるいは、もう無くそうかなって思ってるというお話だ。
ライフスタイルとして健康でいるための運動習慣を取り入れているのに、もしもの時の医療保険にも出費しているなんて、何か滑稽に思えてきたのね。
ま、お互いにいろいろ真剣に考える時期なのは確かかもね。でも、先行きの不安のために今の人生を曇らせたくはない。難しいね。
ふむ、後から読み返すと俺は読むに堪えない長い長い文章を書いていた様子だすまんWWW。
まぁ要約すると俺はライフスタイル上、医療保険は要らないって判断し、未加入だけど加入すると何かと不安材料が減るよということが言いたかった。一方DUALは既に加入者で、いつ来るか判らない「もしもの時」の為に備えるにしては加入している保険料が高すぎるのではないかという・・・。
掛け捨ての保険は使わないとそのまま消えてしまう切ないお金ってのがね・・・ホント難しいです。