週末、延期になっていたMISIAのライブに行ってきた。
人数制限はなかったが、体温測定などのチェックとマスク着用、そして歓声などは禁止といった制限はあった。
とはいえ、こうしてライブに参加できる日が来たことは歓迎すべきで、年末年始にかけて再びコロナ祭りが復活しないように祈るばかり。
で、ここに書きこんでおこうと思ったことが二つ。
一つ目は音響。
大阪のフェスティバルホール、2階の奥の席だったが、MISIAの”高く長い叫び声”(ホイッスルボイスっていう奴?)のとき、耳にフタをされるような強烈な音圧、耳の中が飽和状態になったかのように感じることが何度もあって非常にまいった(笑)。失礼ながら、耳を手でふさぎたくなるような思い(酷い音とかそういう類ではない^^;フォローしているつもりだけど)。
おそらく、会場内の複数のスピーカーから発せられる彼女の叫び声が共鳴というか、重なり合うような位置に座っていたからだと思うのだが(過去に経験したライブでは経験した記憶がない)。アリーナ席ならこんなことはなかったと思う。
席、大事だと思った。
もう一つは老害の話。
私の隣、通路側の端の席に座ったのは70前後の爺さん。
MISIAのライブには珍しい年齢層だなと思ていた。
その爺さん、着席するや否やスマホを取り出し、開演前のステージの幕(ライブのデザインが施された緞帳)を撮影しようとしていた。しかし、操作がおぼつかないのか、スマホを構えながらグズグズしている。
そうこうしているうちに会場内の女性スタッフに「会場内でのカメラ撮影はご遠慮願います」と声をかけられ、すごすごとスマホを下げる。
女性スタッフが通り過ぎたと思ったところで再びスマホを構える爺さん。しかし、すでにロックオンされていたらしく、すかさず女性スタッフに「カメラ撮影はご遠慮願います」と声をかけられる。
するとこの爺さん、キレだした。
爺さん「(開演前のステージ)こんなもん撮るくらいなんやねん!」
スタッフ「撮影はご遠慮ください」
爺さん「馬鹿にしているのか!」
怒りの沸点が異様に低く、二言目で会話が成立しない状態になっているようだ。
自分の孫のような年齢の女性スタッフに、無様な逆切れした姿をさらしている爺さん。しかし、女性スタッフは百戦錬磨のようで爺さんと議論することなく、「こちらでご説明します」と会場外に爺さんを連れて行った。
ライブ会場での写真撮影の是非はともかく、思い通りにならないことに対して抑えが効かなくなり、若い女性に冷静に会場から連れ出される爺さんの姿は非常にみじめにみえた。
老害ダメ、絶対。
ちなみに、その爺さん。10分ほど連れ出されていたが開演直前のタイミングで戻ってきた。ライブ中は大人しいもんだった。
私がMISIAのホイッスルボイスに苦しめられている時も何事もないかのように静かに聞いていた。
MISIAのライブ良いなぁ〜そりゃーーーーー羨ましいWWWW。いいなぁぁ。
そもそもMISIAって壱岐対馬地方の対馬出身だって知ってた?度々俺らの話題にも上がる韓国のマナーの悪さで最も甚大な被害に直面してる対馬。俺の実家は壱岐島なので、島国もの同士、何か遠縁の親近感を感じる(笑)。
さて、日本人で数少ないホイッスルボイスの使い手であるMISIA。その真骨頂をコンサート会場で聞くと・・・そりゃうるさいだろうWWW。だって警笛(ホイッスル)な声をアンプで増幅して間近で聞くわけだしね。やっぱ危険を感じる人と危険を楽しむ人が出てくるのは容易に想像つく。
同じホイッスルボイスでも例えばマライヤキャリーは小鳥の囀りと言われるとても優しい音色で、歌に上手く織り交ぜているので本当に美味いと思う。おそらくデュアルもマライヤキャリーだったら、そう違和感を感じることはなかったかもしれないね。
MISIAの声は音楽用語でいうところの「立つ声」なので、ドーンと前に飛び出してくる。それを生の会場で観ることに意味がある。まぁ〜ホイッスルボイス自体、曲芸とか達人の域なので、本来なかなか聞けるものじゃない。そういう意味では貴重な体験もできたのだと思うよ。あたし、素直に羨ましいです^^。
対局にあるデスボイス(マキシマムザホルモンなど)も是非体験してみたいところだ。デスボイスは声帯が著しく損傷するからボーカリストの寿命が短い。つまり観れる期間が短いが、近年の音響ではウーファSYSTEMが物凄いことになってるので、腹の底から響く地獄の叫びを堪能できるだろうWWW。マキシマムザホルモンおすすめよ^^。
老害爺さんは、まぁどこにでもある話だけど、MISIAを観にくるってとこがそもそもイカす爺さんだと思うぞ。開演前に戻ってきたということは、迷惑行為を理解する度量もあったんだね。警備からしてみたら、危険人物は全員つまみ出せだもんね。戻ってきたということは「この爺さん大丈夫」となったということだ。
それにしても、女性スタッフに注意された時、なんだか「引けない」爺さんなりの癇に障ったのだろうか(笑)。アップテンポな曲についていけず取り残される爺さんの挙動を想像しニンマリしてしまった(笑)。
俺たちもそういう意味では「危険な年齢」で、想像以上に老害化は進んでいるのだろうね。信号変わりそうでダッシュする自分の姿が鏡に反射して見えたんだけど・・・いやはやひどいものだったWWWW。