明けましておめでとうございます。
すでに仕事がはじまり、今も在宅勤務中。
とりあえず、相変わらずの怠惰な年末年始を過ごした。
お袋が用意したビールも1ダースどころか3ダースくらい飲み干した。
普通、一日一食か二食のところが三食プラス間食という怠惰な非日常を過ごした年末年始。
終わってほっとしている自分がいる(笑)
映画「マトリックス レザレクション」観た。みた?
感想は別に掲載することにしよう。
久々の映画館で強く印象に残ったのはこれから公開予定の作品に洋画の注目作が多いということ。明後日公開のスパイダーマンもそうだけど、なんかいろいろ集中しているイメージだ。楽しみなのである。
ではでは、今年もよろしくなのです。
マトリックス レザレクション見たよー子供たちと見に行った。
感想は、一言で言うと「終わった」。
おそらくデュアルと同じく俺もまた「マトリックス」という映画に衝撃を受けた一人だ。
まさかの続編で、鬼才ラリー&アンディ・ウォシャウスキー兄弟(性転換したから姉妹)が脚本で主演が変わらずキアヌリーブスで・・・もう期待値MAXだ。
こっから俺的な感想なのでまだ見てないなら見たあと感想くれ。
映画が始まり、冒頭から違和感を感じる。
「・・・古い・・・。」
マトリックスで伝説となったバレットタイム(弾丸を避けるシーンなど要所で使われた120台のカメラで連続撮影するブルーバック撮影技法)や、ワイヤーアクションも過去の産物となり、ほとんどの特撮はCGで賄える今日。
ラリー&アンディ・ウォシャウスキー兄弟なら、より奇抜な新しい技法で楽しませてくれるに違いない!といった個人的な期待値が高すぎたのかもしれない。携帯電話だって用事はガラケーを使い捨てるってのがカッコよかったけど、現代ではガラケー使ってる人は稀。でも作中は相変わらずガラケーに電話なの?って感じ。
もっともがっかりしたのが、かつての大ヒット作品を紹介するかのごとく、当時の映画シーンが延々と紹介される。なんの捻りもなく。しかも作中では大ヒットした「TVゲーム」というオチ。
シュワちゃんのターミネータ続編や、撮影途中で死んでしまったブルースリーの死亡遊戯のような、かつての映画ワンシーン紹介手法が酷くがっかりさせられた。
とにかく、序盤から退屈で、途中から哀しくなってしまった。マトリックスではJoJoばりなスタイリッシュ衣装や仕草に期待していたのに、最初からなんだか冴えない。最もカッコ良いトリニティーのポーズをバカにするシーンまで盛り込んである。
あえてカッコ良いポージングやらメッチャ未来チックなコートやら、ぜーんぶ作中でお笑いネタにしてしまうのか?これじゃスタイリッシュあんまりだ。おらぁ泣いてしまうよ。
メロビンジアンが出てきた時は目を疑った。シルクのような相手を罵るフランス語は、単なる罵声でしかなく、なんの威厳もない。マトリックス内では要らない存在になってしまったのか。
ナイオビの特殊メイクにはビックリしたが、そんだけ。単なる頑固お婆さんが遠くから「見守るだけ」というがっかりなカメオ出演扱い。
そして、後半からトリニティーが出てきたあとはネオがトリニティーに引っ張り回され、俺の想像を一瞬も超えることもなく「あーそういうことね」で終わってしまった。
かつてのネオならマトリックスの時間を止めて、拳銃の弾を摘むほど。空を飛ぶなんて造作もないところで話が終わってたのに、本作は最後トリニティーと仲良くピーターパン。「続編は無いな」と確信したよ。(笑)
まったくドキドキもハラハラもしなかったので、一真に感想を聞いてみたところ「面白かった」といい悠時に聞いてみたところ興奮気味に「前の作品も見たい!」と感想を語っていた。
つまるところ若年層には一定の評価がある様子だ。俺ら18年経過し、ちょっとやそっとでは「感動」もしない大人には、ちょっと物足りない話だったのかなと。
それにしてもラリー&アンディ・ウォシャウスキー兄弟よ、どうしたもんなんだとWikiを読んだら答えが書いてあった。
「本作はラナ・ウォシャウスキーが両親の死去の悲しさを紛らわせるために制作した単独作品で、続編の予定はない」by wiki
なるほど、そう考えると、ラナ・ウォシャウスキーの両親が絶賛したであろう過去のマトリックス映画を振り返り、ラナ・ウォシャウスキーが二人とも性転換し女性になってしまったことで、かつてのマトリックスの脚本で見せた精神的な混沌さは払拭されてしまい、女性トリニティー的なマトリックス思考になってしまったのだ。そう考えると本作品の見方も変わりガテンがいくのであった。