ついこないだ50代の知り合いの転職が決まった。
他社ではあるが、同じ環境計量士の資格を持つ同業者とも言える彼だが、最近は現場をしりぞき、もっぱら事務屋さんとして働いていると聞いていた。
そんな50代の彼の転職を紹介しておこう。
彼のスペック。52歳くらい。既婚、子供は男が二人。いずれも小学生。昔の情報だが、奥さんは専業主婦と聞いている。現在、所属している会社は建築コンサルのような会社で、今の彼は総務部的な間接部門の管理職で働いていた。
転職動機は、会社に対する将来不安だが、直ちにという気持ちではなかったという。
ただ、ハローワークの求職システムに登録していたところ、このシステムを閲覧した転職先からお声が掛かったというのだ。
転職先は、建設現場というか、むしろ解体現場で発生する仕事で、アスベストの調査を行う会社らしい。そんな会社が、50代の彼の情報に目が止まったのは、現在の事務職のことではなく、環境計量士という資格だった。
でも、ここで一言いうと、環境計量士といってもアスベストとは関係がないのだ。そこは詳しい話が聞けていないのでなんとも言えないが、ともかく、そのアスベスト調査会社からのオファーを彼は受けた。現在の職場は年内までの予定とのことだ。
本人も「まさか」の展開だったようだ。資格を持っているといっても実務経験はほとんどないのに・・。ちなみに、収入は今より下がるらしい。ま、未経験者だからね、とも言っていた。
私も転職情報サイトに登録はしているが、年齢もさることながら、転職時期や勤務地の希望など具体的な条件を提示できていないのでただのお飾り状態だ。それ以上に思ったのは、民間の転職情報サイトの場合、転職が成立したら成功報酬のようなものが転職エージェント側に支払われると聞いた。そんな高いお金を払って職員を雇おうとするのはよっぽどなことだ。
それに比べて今回のハローワークのシステム。エージェントような仲介手数料は発生しないわけだから、求人をしている会社にとっても利用しやすいわけだ。
個人的にはハローワークは最後の手段かと思っていたが、なんのなんの。
50代と言っても、人それぞれだし、我々世代はむしろ定年予備軍だ。
天下りやグループ会社への転籍の予定もない。
そんな私の定年後の仕事探しでハローワークは、むしろファーストチョイスになるな と思っえる出来事だった。
うーむ、考えさせられる出来事だな・・・。
デュアルの言う通り、50代と言っても、人それぞれだし、我々世代はむしろ定年予備軍だ。が、想像していた以上に働き盛りの年齢でもあり、想像していた以上に身体も精神年齢も若者に負けてはいない(と思っているだけ?WWW)
確実に言えるのはサザエさん一家の磯野波平54歳よりは若いだろ。囲碁・盆栽・釣り・俳句・骨董品・・・そんな趣味はない!WWW
つまり時代とともに年齢に対する生き方そのものが変わっているのだ。50代60代なんか一番脂がのった仕事でも融通が利く「使える逸材」なのだ・・・・と思いたい。
だってさ、国は60歳は引退させねーよ。70歳、いや80歳でも引退はどーだろ?と言ってる。恐らく我々はマンガン電池な寿命は緩やかな寿命は許されず、アルカリ電池でも物足りず、ニッケル水素電池のように高出力のまま燃え尽きてしまい、老後は数年先も考えちゃいけないという事なんだろうな。70歳までバリバリ働いて71歳で延命みたいな・・・。
そう考えると50代の転職も不可能には思えなくなってきたな・・・恐るべしハローワーク。
ん?聞き逃すところだった。「転職情報サイトに登録はしている」ってなんやねんWWW