ことの発端は郵送で届いた健康診断結果。その検査結果に見慣れない文字が。。「E判定」、つまり精密検査が必要との結果だ。項目は「便潜血検査」。二日にわたって採取した便の一日目で陽性(血が混じっている)となったらしい。びっくり仰天して速攻で精密検査(大腸カメラ)を受けることにした。
二日後、生まれて初めての大腸カメラ。事前に聞いていたほどツライこと全くなかったが、結腸付近にポリープが1個みつかり、その場で切除することに。その結果、今後一週間はアルコールの摂取禁止、激しい運動も禁止、なぜなら切除した跡から出血する可能性が出てくるから。
アルコール禁止は問題ないとして、激しい運動禁止と言われて困った。なぜなら10日後には大阪マラソンがあるから。マラソン練習のモードとしては調整期に入っているとはいえ、いつもの練習不足状態。直前10日間を穏やかに過ごしてフルマラソンを完走できるかという不安が募る。
しかし、ここは医者の言うことに従おう。ウォーキングなら問題なかろうと、3~4時間歩き回ることでマラソン練習の代わりとした。その結果、術後の経過は良好、ドラクエウォークの成果も激増、そして大阪マラソンの結果は最悪(ワースト2の記録)だった。
で、本日、切り取ったポリープの病理検査の結果を聞いてきた。結果は良性。医者からは小さい良性ポリープ(腺腫)が一個だけなので何も問題は無いが念のため1年後に大腸カメラの検査を考えておいてください、と商売熱心なアドバイスをいただく。
今回、初めて精密検査を受ける羽目になったが、結果的にはラッキーだったかも知れない。現実にポリープが1個見つかったから。。。このポリープが良性から悪性に変わったのが大腸ガン。なので良性の段階で発見し切除することで大腸ガンは完全に予防できるわけだ。
私の場合、健康を過信している部分もあるので、健康診断でひっかからなければ大腸カメラ検査を自主的に受けようと思うことはなかったろう。しかも大腸ポリープがあったら必ず検便にひっかかるという訳ではない。ということは、便潜血検査が問題なし=大腸に問題なし、とはならないわけで、今までの私がそうだったという話だ。
自分のことを棚に上げて言わせていただくが、我々の年齢になったら一度は大腸カメラ(内視鏡)検査を受けた方が良いと思う。家族のためにも、ramどんもご一考してください。