この週末、お袋のところに据置きタイプのアルコール手洗い剤を送ろうとamazonを検索したところびっくりした。通常なら1000円もしないものが、4000~5000円で売られているのだ。まともなショップの商品は品切れ状態。ニュースなどで聞いてはいたが、やれやれだ。
お袋に電話したところ、手洗いやマスクは以前から持っていたモノがまだまだあるということだった。私も同じような状況で、昨年の年始に鼻炎をこじらせたときのマスクのストックが十分にあるのと、手洗い石けんとうがい薬は年末に既に入手をしていた。
おそらく関東圏の方も凄まじいことになっているような気がする。ramのところでもマスクや手洗い剤が品薄状態になっているのではないかな?
今ある情報が正しければ、市民としてはインフルエンザを警戒するレベルで出来ることをやるしかないと思うが、過剰な反応のコメントを書き込むネット民や、彼らを意識したかのような扇情的な記事を書くメディアの人たちが、不適切な緊張感をもたらしているような気がするのだが。なぜ、こんなことを書き込むかというと、この週末、日本人帰国者への対応を担当していた30代の役人さんが自殺したとのニュースを見たから。
自殺が本当だとしたら、その原因は何か?この時期の自殺ということで、基本的に過労により正常な精神状態ではなかったことが挙げられるが、それに加えて、上(政治家や上司)から下(関係者、帰国者、マスコミなど)から相当なプレッシャーにさらされていたのではないかと想像してしまうのだ。
短い間のいろんな交渉、調整、手配、マスコミ対応などなど、担当する行政マンのご苦労はいくばかりか。多少の不手際が発生しても個人の責任を追及するようなシチュエーションではないはず。そんな中、もし自殺した行政マンが、新型ウイルスの担当業務で発生したストレスが原因で自殺をしていたら、とても残念なことだ。
新型ウイルスが原因の死者が出るのはやむを得ないが、病気が蔓延する武漢から日本人を救おうとして必死に働いている人たちの中から、こんな死者が出るのはダメだ。