暗い話題はあまりしたくはないけど、昨日、体験したことを報告。
帰りに寄ったスーパーの出口。
お婆ちゃんが尻もちをついた状態。それを引き上げようとおばさんが一人がんばっていた。二人のそばにはお婆ちゃんのものと思われる手押し車が横になっている。
何かの拍子で手押し車とともに倒れたのだろう。
お婆ちゃんは「あぁぁ、あぁあ」と怯えた様子。おばさんも頑張っているがなかなかお婆ちゃんを引き上げられない。
「大丈夫ですか」と声をかけて私も手を貸す。買い物袋を持っていたので片手だったけど、おばさんと二人で手を貸していたの大丈夫だと思った。
尻もちをついた状態から斜めに立った状態までは上げられた。お婆ちゃんが足の位置を整えれば立てる状態だったが「あぁぁ」と言いながら足の位置も整えられず、立てない様子。さらに通りがかった男性も加勢してくれてお婆ちゃんを完全に立った状態まで引き上げる。
それでもおばあちゃんは「あぁぁ」と言っている。さっきからちゃんとした言葉が出ない。まだ何か。。と思って気づく。手押し車だ。これがないと立てないし歩けないのだろう。手押し車をお婆ちゃんの手に渡す。ようやく自立できたようだ。相変わらず「ああ」と、ありがとうと言っているようにも聞こえた。
そこからヨロヨロとスーパーの中に入ろうとする。本当にヨロヨロと。
気になって、進路の邪魔になりそうな傘立てを少し横にずらしたりした。お婆ちゃんは気づいたのか気づかなかったのかわからないが、そのままヨロヨロと店内に入っていった。
長々と書いたけどね。つくづく、脚の健康って大事だと思った。
あのお婆ちゃん、あんな状態でも生きるために買い物に出かけないといけないわけだ。そしてちょっとした段差でも一大事になりかねない。
脚は大事。
あと、自分のお袋さんが元気だから意識が低かったけど、高齢者福祉の社会についても。。いろいろと考えさせられる出来事だった。