今回のスマホ機種変更に伴って、andoroid7のことやアプリのことを考えているうちに昔の会社、私が20代だった頃の上司から言われた「弘法筆を選ぶ」という話を思い出した。
本来は「弘法筆を選ばず」で、達筆な弘法大師はどんな筆であっても綺麗な字を書くことから、上手な人は道具を選ばない、どんな道具でも結果を出すというものの例えで使われている言葉だ。上司はその言葉をモジって、「弘法は筆を選ぶんや~、なぁデュアル。わかるか~」と言っていた。
どういうことかというと、当時はパソコンの黎明期。高性能なパソコン、ソフトとなると、結構な値段がしたものだ。そんなとき、上司は「安いパソコンは使い勝手が悪い。そんなパソコンを使っていたら、スキルが全く向上しないし、パソコンそのものを使わなくなる。だから、高額でも良いモノを使わないと駄目なんだ。その投資を惜しんではいけない。」と言いたかったのだ。
その上司はパソコンは良い性能のモノを調達し、高額なソフトも積極的に導入していた。そうやっていくうちに、どんなソフトでもマニュアルをさらっと読みながら使いこなすというメタスキルを身につけていた。知識面でもそうで、毎月いろんなジャンルの本を買っていた。高尚な本からくだらない本まで。そうそう、大阪スポーツ(そっちで言う東京スポーツ)から日経新聞、その他業界紙まで読んでいて、「何で大阪スポーツを毎日買っているんですか?」と聞くと、上司は「この新聞はスゴいぞ。世の中で起こった事実を伝えるだけでなく、嘘まで伝えてくれる」と笑って答えてた。
今、なぜこのエピソードを思い出したかというと、今のスマホやアプリに対する私の姿勢が問題だと思ったから。考えてみたら、その上司に鍛えられ、パソコンやソフトの知識も人並み以上にあると自負していたのは遙か昔のこととなった。今のスマホやアプリに対する知識があまりにも不足しているというのに、当時のように貪欲に不足した知識を補う努力が欠けていると実感したのだ。なので、とりあえずはスマホ、andoroid7のことやアプリに関する知識や情報を得るためにマニュアル本を買いあさって勉強するさぁ。
考えてみたら、昔はエクセルを使いこなすために、少しでも使えそうな情報が掲載されていたらどんどん購入してた。反面、そういうこともせずに「デュアル君、これどうしたらいいの?」と頼ってくる人を目の前にすると、それが忙しいときは特にイラっとしたものだ(笑)しかし、今やスマホやアプリについては私こそがその努力にかけている(笑)。昔のパソコンで培った知識にあぐらをかき過ぎた。そして興味を持たなさすぎた。反省だ。
昔と違ってネットの情報が充実している今はグーグル先生に聞くのが一番効率的だとは思う。エクセルなんてマニュアル買うより絶対にネットだ。が、しかし、グーグル先生に聞く場合でも一定の知識が無いと“うまい聞き方”が出来なし。そして望んだ情報が得られない。スマホやアプリについては初心者同然なので、地道にマニュアル本を買いあさることから始めるよ。XPERIA_XZ、androido、evernoteなどなど。そのうち、実際には使わないけどLINEも勉強してみよう。実際には使わないけど。
そうやって良いスマホ、良いアプリをちゃんと使いこなせるレベルに、この私はなる!!(ルフィー調で)