健康食

デュアルのお母さんの話から、健康食の話のスレをもうちょい引き伸ばしたくて、新しく立ててみた。まぁ諸々の諸事情により、色々健康やら拘りたい年頃なのだろう。

そんなある日、何気なく、仕事のbackground_BGM代わりに、「中田敦彦のYouTube大学」を聞いていて、ハッと思った。

食べてはいけないもの(1)
食べてはいけないもの(2)

実に的を得た、まとまった話。流石芸人!話題がぶれない。ワーワー蘊蓄を述べる人はあまり好きではないのだが(笑)、まぁこのサイトならではということで良し。

概ねその通りなのだが、俺が耳を傾けた内容が2点ある。

1、安くて美味いものを食べると太る。現在のお金持ちは太っていない。

2、砂糖は今世紀最大の麻薬。

という内容だ。

2はまさにその通り。かつて砂糖は国を滅ぼす材料。砂糖は麻薬よりも激しい依存性があり危険だとキングスマン(映画)でも言っていた。なので、2は置いといて。

問題は1。安いものにはそれなりの理由があるということを切々と説明してくれるのだ。コンビニで売っているものは全て危険!とくにサラダなんか絶対に食べちゃダメ。ファーストフードが安い理由。どれも「言わずもがな」なのだが、改めて説明されると黙ってしまう。食品メーカが最も力を注ぎ、成功しているのが防腐剤。普通ならその日のうちに腐ってしまう食材も、防腐剤を付与することで恐ろしいことに長期間腐らなくなる。本来腐るものが腐らない技術。いつまでも水々しいサラダは薬品でジャブジャブに漬けて、それこそ賞味期限切れと表示されてもなお美味そう。現代の料理事情ってほんとに恐ろしい。

で、お金持ちでは無いけど、食には拘りたい年頃なのだ。

週末、家族にワーワー蘊蓄を垂れ、ランチタイムにステーキを食べに出かけた。ブロンコビリーというお店だ。ステーキなんぞ普通に3千円4千円する。家族で行けばX4なので、3千円でも会計は1万2千円超え!わーお!。
でも、蘊蓄を垂れた建前「え、え、え、え、、、遠慮しなくてよいぞ!」と、半ば遠慮気味にハンバーグのページを見てる子供たちや豪姫に強気なとこを見せる。「俺はこれ!」ドーンヒレ肉300g!4000円・・・指が震えていたのを見逃さなかったのか、豪姫が静かにランチコースの、これが食べたいと指差した。ハンバーグとステーキのランチメニュー2800円!家計簿を気遣う家族。子供たちもソレに従う(あまり判ってないふりをする)。んじゃそれでと家族全員そのランチコースを頼んだ。いや、それでもさ、奮発してるんだよ。頑張ってるんだよ(T . T)。

このお店のウリはサラダバー。サラダバー食べ放題!さぁサラダで腹一杯になろう!::

まさしく、「貧乏人が太る」を自で実践していることをひしひしと肌で感じながら、それでもステーキを食べて満足していたのですよ。

ふと、斜め前にお越しになられた老夫婦。静かに注文していたのが、俺が最初に指差したヒレ肉300gではないか!サラダは少量手をつけ、お肉を食べるが、半分くらいで満腹になったみたいで「残して」帰ってしまった。

うーん、ランチを楽しむ雰囲気では無かったが、お金持ちなのは所作でも判るし、色々判るWWWやられた!あれがリッチな食文化なのか!残すのはダメだけど、あーいうスマートな食事がしたかったんだよ。俺は!

子供たちはまーだサラダバーのおかわりしてる。・・・やれやれだ!

キャンサーライフ

お袋さんの詳しい検査結果がでた。

背骨に多発した腫瘍は悪性腫瘍(ガン)
しかし、これは転移したものだが、元のガン(原発巣)は不明
全身の検査、血液検査の結果、悪い結果はなし
圧迫骨折した脊柱はほぼ改善

ということで、医者からは退院の許可がでた。
もともと、この担当医から「年齢、骨折、そして骨転移の腫瘍ということを考えると、怪我をする前の生活に戻るのは難しい」と脅されていたのに、あっさり「退院」の言葉が出たときには聞き返してしまった。

で、ガンの方も、あらゆる検査をしても原発部位がわからない、本人も元気、背中の腫瘍も直ちに危険という状況ではない、ということで当初に危惧した緊急性は薄れたらしい。
今後は、専門のがんセンターで診察してもらって、治療方針を決めることになった。

最初に病院でみたお袋さんは、怪我から4日後だったか、一人ではベットからも起き上がれず、車いすを押して移動するしかできなかったが、約一ヵ月後の昨日は杖なしでも歩けるくらいに回復していた。
検査結果でガンと説明されたことに対する過剰な反応は、お袋さんにはなかった。私も最初の一報から想定したケースに比べると、かなりベターな方だったのでショックはなかった。むしろ、杖なしで歩き回る回復状況にビックリした。
そういう状況だったので、いくら安全性を考えても、これ以上入院を継続するのは精神衛生上よろしくないと思われた。

今後、退院の段取りとして、私と姉がサポートできる日に退院し、紹介状を出してもらったガンセンターを受診、その他、地域福祉のケアセンターとの相談などを病院の相談スタッフと一緒に考えることになった。

今回のお袋さんの件でガンに対する自分の考えを練り上げることができたと思う。
お袋さんをはじめ、多くの高齢者は「ピンピンコロリ」、元気に生活しているうちに突然死んでしまう死に方を希望していると思う。
そういう人にとって、ガンは死の恐怖と苦しみを人生に落とし込む最悪な存在であり、そんなの知りたくないという思いだろう。

お袋さんは、「ピンピンコロリ」の目論見は外れたが、ガンになっても「ピンピン」であることを目指すのは変わらない。「コロリ」が「ユルリ」程度になるよう適度な治療をすることになるだろう。
そんな「治療」というメニューが加わった生活をこれから送る。
でも、そんな生活の中、別の原因で「コロリ」となることもある。
結局、ガンになろうが関係ない。健康であろうとすることに変わりはないのだ。

お袋さんが「70歳以降は(自分の考えで)健康診断を受てこなかった」と聞いたときは後悔した。お袋さんは「ピンピンコロリ」を誤解していたのだ。それを是正するアドバイスができていなかった自分に後悔した。

ある日突然という意味の「コロリ」は、健康診断の結果から目をそらし続けて”その時を待つ”ではダメなんだ。

過度に健康にコストをかける必要はないが、やるべきことをやることで病気になっても早い回復が見込める。「ピンピン」の期間を維持できるんだ。

ということで、お袋さんの「手術とか身体に負担のかかる措置は望まない」という意思は尊重するが、自分の身体に何が起きているかを知る検査と、「ピンピン」でいられるための治療は積極的に受け入れてほしいと思った。

「ドキッ」から始まった今回の案件、今のところこんな感じに落ち着いた。