息をするようにウソ吐いたお話

私にとってのBUMPツアー最終日、仙台公演の会場に向かうシャトルバスのシーンが我ながら滑稽だったので書き記しておく.

バスの中は補助席も全て使うほどの満席状態.
隣あった40代と思われる女性が話しかけてきた.

女性「バスの中は結構あついですね.私、昼間はあっちこっち走り回っちゃって」
私 「そうですね.地元(仙台)からですか?」
女性「いえ、私、鹿児島から来ました」
私 「鹿児島。すごいですね」

女性「どちらからですか?」
私 「大阪からです.(チケットに)当選したら行くしかないですよね」
女性「私、先週の長野も行って、今度の北海道にも行くかどうしようかと迷っているんです」

私 「すごいですね」 ← この合わせから「薄い嘘」が重なっていく)

福岡、長野、仙台に大阪から来ている私からするとホントは「ふ~ん、そうですか」が正しい

女性「家族や友達から呆れられています.だから未だに独り身なんだって.」
私 「そうですか」
女性「あ、良い人がいたらお願いします」
私 「・・・・か、鹿児島にはいらっしゃらないんですか(いい人?)
女性 「いませんね〜なかなか」
私 「・・・・」

女性「(あなたは)お一人で来られたんですか?ご家族から何か言われませんか?」
ウソツキ「いえ、特には」
女性「いいですね~」

悪い、ここで情景描写は中断する。面白いかなって思って書き始めたけど、思ったほど面白くない。長くなるし(笑)

いいたかったのは、薄いウソを重ねていくと、自分でもびっくりするくらいの別人格で30分ほどの会話を継続できた、という話なのだ。これを面白いと思ったのは、普段、他人と接する機会が少ないからかも知れない^^

とはいえ、コアなBUMPファンの人柄に触れられたのは貴重な経験かもしれない。