活字のミステリー

昨日のネットニュースで不思議な事件の記事を見つけた。

「夜中に台所で見知らぬ男が勝手に食事」

取り押さえられて1時間後に死亡。。。謎である。

この記事のように情報が不足している記事をそのまま読むと単純な事件が実にミステリアスにみえてくる。新聞記事に対して、こんな感想を日ごろから持っていた。

例えば、痴漢した会社員が捕まった記事などでよくあるパターン。
「・・・電車内の痴漢行為で現行犯逮捕されたのは会社員◇◇(40歳)。調べに対して◇◇は「仕事でストレスが溜まっていた」と供述している。」

活字のまま読むと、”お前は仕事でストレスが溜まったら痴漢をするのか?”と突っ込みたくなる(笑)。この手の「ストレス」とか「むしゃくしゃして」とか、犯人の供述ワードとして使われることが多い。

新聞記事は限られた字数で事実を伝える。逮捕されたのも事実、供述したのも事実、その事実を活字という純粋な言語情報だけで伝えると、読み手に取って不可解なミステリーになってしまうことも多い。

今回の紹介した事件もそう。ミステリーなのである。

“活字のミステリー” への1件の返信

  1. この話を聞いて真っ先に思い出したのは「岸辺露伴は動かない」妖怪六壁坂の話。愛する者の前で些細なことをきっかけに死亡し、その死体を管理しなければ相手が社会的に破滅する状況に追い込むといった内容だが、黙って人の家にあがりこみ、飯を食って、気がつけば死んでいるなんて、実に迷惑な話だ。露伴先生のヘブンズドアでそいつの記憶に「私とは関わりを持たない。私の半径100mを避ける」などと書き込みを入れてもらいたい。

    ちなみに似ても似つかぬ話ではあるが、我がマンションでは現在、近隣居住者によるゴミ問題で頭を悩ませている。マンションには当然ながらゴミ収集場所があるのだが、そこはマンションの管理費で衛生管理をした居住者のみのごみ収集場所にも関わらず、黙って近隣住民がマンションのゴミ置き場を利用している。朝になると知らないゴミが増えているというミステリー。放っておくと調子に乗って不当なゴミが増えることから監視カメラやセンサーライトまで設置するも、いつの間にか近隣住民のゴミが置かれている。一度管理人がその現場を見つけ注意したのだが、逆に警察を呼ばれ、暴行を受けただのと嘘の証言で訴えてきやがる始末。当然ゴミを捨てに来る輩はそいつだけではない。そんなことがあってもゴミが増える。これはもうミステリーなのである。

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