スマホアプリの Video & TV SideView
http://info.tvsideview.sony.net/ja_jp/
XPERIAにはプレインストールされている動画再生アプリだけど、このアプリが私のテレビ生活に少なからず影響を与えている。
これまでの私のテレビ生活をざくっと言うと、「BSやCSなど多チャンネル」の中、「キーワード番組検索などを駆使しした自動録画」で録りだめし、「結局、早送りや観ずに消してしまう番組多数発生」といった残念なパターンだった。このアプリの機能を活用することにより、「録画番組をSDカードに転送して外出先で観る」ことや「外出先からアクセスして録画されている番組や放送中の番組を観る」ことが可能になり、「移動中や外出先での待ち時間を有効活用し」、「無駄な録画や、観よう観ようと思って観ないままHDDを圧迫していた番組」が少なくなった。
しかし、通勤中や帰宅時に家のデッキにアクセスして録画番組や放送中の番組をみると当然のことながら使用通信データ量が跳ね上がる。それは音楽アプリのストリーミングサービスの比ではない。今月、たまたま30分番組を二回、帰宅途中の電車で観ていたら、今月の通信データ使用量は6Gに迫る勢いとなった(普段は多くて4~5G)。WIFI環境があれば気にすることもないのだが・・・。もう一つの事前にSDカードに転送して外出先で観る手法は、毎日やるにはウンザリだが、長時間の移動が予定されているときなどは有効だ。この前の東京出張でも新幹線の往復5時間の間にアニメ・鋼の錬金術師を5話分、ドラマ・光のお父さんを1話分、ドラマ・小さな巨人の1話分を消化できた。片道1時間弱だが飛行機で福岡に帰省する際にも使える(普段の私はフライトモードでgooglemapを起動させていて飛行機がどこを飛んでいるかを確かめながら乗るという地味なことをしている。客室アテンダントからはいつも奇異な目で見られている)。
このようにせっかく録画した番組を無駄にすることが少なくなったわけだが、残念な事実も新たに発見した。それは「観たい番組は録画した後、速やかに観る。気になった程度で録画した番組をみても“観て良かった”となることは意外に少ない」という事実だ。例えば、ある世代にそこそこ人気があるということで観ようと思ったアニメ「鋼の錬金術師」。一話完結じゃないからとりあえず結末だけは知っておきたいと思い見続けているが正直止めたい。面白いと思わない。最近は観ながら怒りがこみ上げてくる。あと、移動中の読書、待ち時間中の読書する時間が減った。後輩から借りた小説は借りて2ヶ月になるが最初の数ページしか読んでいない。何かを手にすれば、別の何かを手放さねばならない。錬金術師で言うところ「等価交換」というわけだ(笑)
あと便利な機能と言えば、今日のように録画予約を忘れたサッカー番組を外出先からも録画できること。家に誰かが居る家族持ちには無用の機能だが、私にとってはありがたい。特に再放送がないスポーツ番組はね。
ここまで書いて、自分が何を言いたいことがわかった。テレビ番組は観ないで済むなら観ないにこしたことはない、だ。だから、このアプリを紹介しているけど薦めているわけではない。直感的に気になる!と思って録画した番組をみて、“観て損した”と思った時の敗北感は半端ないから(笑)。気になる程度の番組は観なくても良いのだ。