息子(中2)が今日から期末試験。つーことで、「勉強」をしてるわけだが、、、
「うーわかんねー」
一人言なのか、人に聞いて欲しいのか判らないトーンで「わかんねー」と言っている。どうやら俺に「どうしたの?」と聞いて欲しそうなのだが、俺的には面倒臭いので放置する。
「うーわかんねー」
ずーっと言ってる。面倒くさ。そういや豪姫も同じタイプ。「これどうしたら良い」と聞いてくれば良いものを、「どーしよっかなー」とか独り言を言って俺の様子を伺う。いわゆる「自分の言葉に責任を持たない」子だな。ははーん、これは豪姫に似た妙な駆け引きの「癖」なんだな。聞きたいことやどうして欲しいか直接聞かない風な奴。
逃げ道を作る会話は巧く使い分ければ相手を意図的に操作する催眠用語になりえるが、まぁこの場合深い意味は無い。単に頼み事が下手なだけだなWWW
基本俺はそういう面倒くさいことは無視だ。無視。
しばらくすると、何も言わなくなった。
様子を覗いてみると、なんと!携帯いじってさぼってやがる!勉強してない!
「・・・てめぇ」
ビクっ!
背後に俺の威圧を感じたのか、ささっと参考書を開き、勉強を始める「フリ」をする。
わかんねー作戦が不発だったので、早々にあきらめてしまい、携帯をいじり始めるとは現代人の成せる技かアホか!
まぁここまでは、いつものワンパターンというか、よくある日常だ。
「うーわかんねー」
まーた始まった。懲りもせず、フリを繰り返す。ロクなもんじゃねー。
「なにが判らんの?」
とりあえず、そのことを怒るのもめんどくさいので、めんどくさそうに聞いてみた。すると、理科の計算式でオームの法則計算(直列だの並列だの)が判らないと言っている。
俺は即座に
「判らない箇所があるなら、判る箇所まで教科書遡れっていつも言ってるだろ! わからねーって口で言ってるだけじゃ何も解決しないだろ!」
・・とまぁ突き放してはみたものの、問題の内容(オームって何だっけ?)に興味を持った俺は、教科書を読み始める。
「ここだ、ここ。ここ読め!」答えはすぐに出た。今の教科書は全ページカラー!そして挿絵も多くて参考書みたいにわかりやすいのだ!
読んで、なんか納得したのか?判ったのか?知らんが、「そーいうことか」とか例の独り言を言ってるので、まぁ納得したのだろうWWW
ん?ちょっとまて。ということは、考えてみれば息子的には目的を達成し、「わかんねー」作戦は成功したということか。まんまと駆け引きに勝利し、答えを導き出したということだ。俺、都合よく利用されたもんだWWW。なんかむかつく!
が、まぁ勉強してる訳だし、、、、。
「これで、100点確定だな」
ちょっと嫌味っぽく言ってみた。すると意外な返事が
「いや、明日理科のテストないよ」
「は?明日試験何があるの」
「英語と算数かな・・・」
「なんじゃおい!んじゃ英語と算数を先にやれよ!」
「・・・はい。」
なんか渋々英語を開いてる。何か英語にトラウマでもあるのかWWWW
というか、なぜ目先の試験を気にせず理科から手をつけたんだろうか?謎だ!
そうこうしてると今度は英語で
「うーわかんねー」
まーた始まった。こいつ、そもそもやる気あんのかねWWWWまぁ勉強してるだけマシということだろうかWWWW
それにしても息子の思考回路は豪姫と酷似しているWWW。実につまらんWWW
それとも単に寂しがり屋なんだろうか・・・つくずく面倒くさいWWW。
微笑ましい親子関係だ。
猫のように遠回しに注意をひこうとするジュニア。それを横目に知らんぷりするram。
ジュニアにとっては、畏怖すべき父親ではあるが必ず助けてくれる優しい父ちゃんという位置づけではないかな(笑)
その仕草は豪姫に似てるというが、子供は親をよく観察しているから、普段、豪姫が行っているramの操縦法、トリセツを学習し、忠実に実行しているのだろう(笑)
優しく強いramは、できるかぎりその作戦に付き合ってほしい^^
あーでも、難しいね。子供の教育というのは。あまりに助けすぎてもあれだしね。木の上に立って見る、という「親」。文字通りに振舞うなら普段は静観、いざというときに木の上から飛び降りて助ける、このパターンなのかな。わからん。
いずれにしても微笑ましい親子関係だ。