サポートスタッフの資質

実家のお袋から「あんたが電話のところ置いていった黒いやつ(WIFIルーター)を床に落としてしったら今まで光っていたところ(LED)が光らなくなった」の連絡があった。どうやらWIFIルーターが故障したらしい。

最近、お袋はスマホで写真をとってメールで送ってくることも多く、WIFIルーターは必要品だろうと判断。こちら(大阪)でWIFIルーターを購入・セッティングして実家の福岡に郵送した。

お袋さんには実家にひいてある回線終端装置とのLANケーブルと、電源ケーブルを接続し、WIFIが有効になっていることをスマホ画面で確認するというミッションが発生するのだが、その指示を大阪から電話とメールを駆使して伝達。約30分のやりとりで何とか成功した。80歳以上の高齢者に電話でルーターの設定指示ができるとは、私はサポートセンター職員の資質があるのではないだろうか。

このことに気をよくした私は、実家にamazonプライムビデオを利用できるようにしたいと思った。このコロナ禍のせいで年末年始も帰省できない可能性もあるので、お袋さんの引きこもり時間に少しでもエンタメを加えたいと思ったのだ。

まずはamazonでお袋さん名義のプライム会員登録を行い、FireStickTVを購入して実家に送る。今回のミッションは、⓪パーツの確認、①リモコンに電池を入れる、②FireStickTVに電源ケーブルとHDMI延長ケーブルを接続する、③FireStickTVをテレビのHDMIコネクタに接続する・電源をコンセントに接続する、④テレビ画面をamazonの画面に切り替える、⑤ログインしてWIFIの設定をする、⑥使い方をレクチャーする、の大きく6つのミッションがあった。伝達手段は今回も電話がメインになる。敏腕サポートスタッフの腕のみせどころだ。

とある夜、19時40分にスタートしたこのミッションだが、いやはや大変だった。合計2時間超かかった(笑)。

⓪のパーツの確認は同封されている取説に書かれている絵のとおりに目の前に並べてください、という指示ですんなり終わったのだが、①のリモコンに電池を入れるが全然できなかった。確かに、amazonのリモコンは裏面をスライドして開けるのだがクセがある。しかし、20分以上も悪戦苦闘するも全然開ける気配がない。こちらもリモコンの蓋を開ける様子を動画で撮影してメールで送ったりしたのだが無理そう。仕方がないので「リモコンを大阪に送ってくれ」と伝えて電話を切ったら、その直後に「開いたよ!」と連絡が入ったのだ。スタートから30分、やっと①が終了した。

こんな感じで⑤に到達したのが2時間超経過した22時前。睡眠時間が迫っていたので⑥の使い方は後日にするということになった。

やっぱり高齢者に対するオンラインサポートは一朝一夕にはできない。

それでも、実家のお袋さんが少しでも引きこもり生活を楽しんでくれたら救われるのだけどね。

“サポートスタッフの資質” への1件の返信

  1. いやぁΣ(*゜ω゜ノ)ノ 凄っ!!
    君のお母さんは天才かね。ほんとすごい。
    俺は親父やお袋に携帯プレゼントしたことがあるけど、一度も使えないまま終わってしまったわWWW
    そもそも黒電話以前の交換手呼び出して手動で回線繋いでもらう系の時代の人だから「ボタンを押す」と電話できるの仕組みを説明するのに四苦八苦、判った判ったと、今度は電話を切る「ボタンを押す」説明で四苦八苦。スマホなんか扱えるはずもなく、ワンプッシュで通話ボタンですら「納得がいかん!」(なんでやねんW)というオチで、とうとう携帯電話で通話することは無く、親父も一生を終えそうだ。
    ましてやamazonプライムビデオだと!そりゃもう神。神業ですよ。未だに俺自身使い方を把握していない。
    amazonプライムと契約しているにも関わらず、見たい番組は、やれHuluだのなんだのと他の契約をしなくては見れない番組ばかり、、と思いきや、「アマゾンプライムプラス」なるボタンを発見すると、今まで見れなかったドラマが見れるようになったり・・・なんでamazonプライムのなかでアマゾンプライムプラスに入るとかあんねん?と疑問も多い。更に、最近ディズニープラスと契約し、今度はディスニープラスアプリに入るわけだが、ここでの画像視聴方法とアマゾンプライムの視聴方法が異なり、例えば10秒飛ばしはできないだの、途中まで見ていたら、TOPに戻るにはrewindしかないだの操作が不便。ただ、字幕や多重放送に対応しているので、DVDと同じく、同じ画像で日本語や英語に切り替えたり、字幕を表示できたりする。(アマゾンプライムは多重言語に対応していないので、日本語吹き替え版とかオリジナル版とか、同じ商品でも複数の言語が用意されている。)

    俺もリモコンの蓋を開けるのは苦労したし、流行りの「イラストのみで説明する説明書」は、初球中の初級ガイダンスしか説明してないので、ここでも知ってれば当たり前でも知らないと本当にわからない内容が存在する。

    デュアルの母さん、すげーーーよ!そんなスーパー母さんには是非、「PSYCHO 2」を見てもらいたい。
    サイコ(psycho)は、ヒッチコック監督作品の白黒映画。多重人格者ノーマンの血の気もよだるサイコスリラー映画。誰もが知ってる超有名映画だが、その続編の「PSYCHO 2」を昨晩みた。アマゾンプラスで!これめちゃ面白かった!デュアルにもおすすめ。
    まず、続編で、ノーマン俳優が同じ人!そして、なんと!カラー!カラー作品ですよ!。続編ってだけで大コケの匂いがするのだが、いやーーーそんなことはない。面白かった・・・と書きながら、あぁデュアルもこうしてお母さんに、「あれ面白いよ。見たら良いよ」と話ができるんだろうねー^^

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